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甲斐の国歴史ロマンの入り口はほっこり温泉から始まるのだ

前回は、「足湯の旅」を敢行し、山梨をぐるりとまわってみました。それもこれも全ては真冬の温泉対策にあったのです。ベストマッチな温泉を足の先から探そうという目論見でした。どうだったか? よい質問です。いや、さすがにあれは疲れたっす。滞在30分で移動ですもんね。でも思いもかけない名所に、源泉かけ流しの足湯があったり、情報収集は充実してました。さて、今回は足湯経験も参考にしつつ「温泉のある歴史探訪ガイド」ですと。どうなのよ?

甲州市は歴史の名勝地である そして、温泉も各所に点在。選ぶのに迷うのである

武田信玄公の菩提寺があり、武田家三代の信仰の中心地であった甲州市。見渡せば神社仏閣も多く、また旧家の佇まいのある家があちこちに。京都じゃないよ、塩山だよ、とあらためて確信します。遠く富士山も山塊の向こうに見え、西には南アルプスの山々もその形を凛々しく現して連なっています。山と川と森。そして豊かな果実の産地でもある。すてき! 空気も水もおいしい、うっとり……ぶるっ、おっとその前に温まりましょうか、温泉温泉っ。

はやぶさ温泉

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地下1000mから自噴する温泉です。日量700トンの湧出量。源泉のかけ流しですね。豊富な湯量できもちいい。こちらは日帰り入浴の温泉なので、気軽に利用できます。
露天風呂でございますよ。なんとこちらは男湯ですが、いかがでしょう。女湯ももちろん露天風呂あります。男湯に伺ったのはもちろん初めてですが、うん、やっぱり眺望がいいな。絶え間なく源泉が湧き出して贅沢な気分でいっぱいです。
ロビーでは、地元の柿や野菜、もちろん枯露柿も販売されてます。ちょっとお得な価格かもです。「りょう泉はやぶさ」とはPH9.95の高アルカリミネラルウォーター(ペットボトル500ml・1.5l)です。お土産にいかが。からだの中から健康に!
あったまったぞ。さあ、歴史探訪の旅、スタートしますか!

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泉質
アルカリ性単純温泉。PH9.95の高いアルカリ性値でありながらマイルドな入り心地。湧出口温度42.3度

効能
神経痛、筋肉痛、打ち身、関節こわばり、冷え性、慢性消化器病、疲労回復、病後回復期など

【山梨市牧丘町隼818-1 電話0553-35-2611・4141 営業10:00~21:00 火曜定休】
・1日利用/大人1400円・小人800円…入浴・大広間休憩
・2時間まで利用/大人500円・小人300円…1入浴
・個部屋貸し出し、回数券あり 宴会利用も出来る

乾徳山 恵林寺

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いわずと知れた信玄公の菩提寺です。恵林寺三門、恵林寺四脚門といずれも荘厳な門構え。ここは「夢窓国師が開創した名刹」。四季の移ろいにより美しく変化する池泉回遊式庭園は夢窓国師の代表作といわれています(国指定名勝庭園)。ちょっとモデル気分でたたずんでみる…いかがでしょうか、絵になるお庭です。また「うぐいす廊下」は絶対歩行体験するべき廊下ですぞ。いやぁ、よく鳴きます。驚くほどメロディアス。どうなっているんだろう。団体で歩くと、それは賑やかなことになりますが、でも楽しい。あ、走っちゃ駄目。この回廊には「武田不動尊坐像」がいらっしゃるのですから。ちょっと強面のお姿が右手に見えます。武田信玄公の墓にお参りしましょう。「自らの死を三年は秘匿すること」と遺言した信玄。その遺言は守られて、遺骸は躑躅ヶ崎の館に隠され、3年後、菩提寺であるここ恵林寺で盛大な葬儀が営まれたという。本当に影武者がいたのでしょうか。戦国時代の傑出した偉人の壮大な思いを、静かに見守る墓所です。宝物館では「孫子の旗」も飾られています。

【乾徳山 恵林寺 電話0553-33-3011】

だんごと甘酒

だって寒いもん。やはり、神聖なる神社仏閣は、冷える…のだ。

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そこで、「茶店~」でございます。ありがたいよね。甘酒(200円)ののぼりが頼もしい。日ごろはコーヒーに走るタイプですが、ここは甘酒に走りました、思わず。だんごも1本(100円)ゲットいたしました。はぁ~、あったかい。体のしんがほんわかあったまります。この茶店、草もちも有名らしいです。ぜひ、次は草もちに挑戦しようと心に決めて…。

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枯露柿

青き晴天に鮮やかに映える まさに美しい美味しい風景

そこには、絵本の昔話を彷彿とするような美しき懐かしい風景が。これは時期限定ではありますが、甲州市松里地区を中心とした枯露柿のある風景。剥きたての柿は鮮やかオレンジ。太陽と日時を得て、だんだんと渋い柿色へと仕上がっていく。まさにこの地の冬を表現した美しい景色であります。

sp12_10.jpgそれでも周辺の柿の木にはまだ点々と実が残っており、「今年は実がたくさん生ったので小さい柿は木に残っている」のだそうで、鳥たちが喜んでいることでしょう。でも、渋柿かぁ。木で熟すのを待つんでしょうか。いずれにしろ、その木に残った柿の実も美しいんだなぁ。冬の美をしみじみ鑑賞いたしました。
「枯露柿」は山梨・果実のめぐみのひとつとして、その年を締めくくる一品。手間のかかった美しくも美味しい枯露柿は山梨からの贈り物としても重宝な味です。予約で発送も出来るそうです。ぜひぜひ。

 大菩薩の湯

 ここは甲州市の交流保養センター。大菩薩領から湧出する高アルカリ性泉の湯です。水素イオン濃度は10.05の高さと、マイルドな湯質で人気の温泉です。日々の疲れをリフレッシュするのに最適。入り心地もさることながら、地元の農産物や加工品の直売コーナーが充実しています。温泉で癒されて、買い物に燃えるのも楽しいね。野菜や果物、お漬物や味噌など山梨の味のモトがいっぱい。晩御飯を考えながら温泉に浸かるお母様方続出(たぶん)! 
温泉施設も、指圧の道(!)をはじめとして、ジャグジーやサウナ、源泉風呂など気持ちよくなる設備充実してます。
大菩薩峠を背負い、向かうは山梨を囲む山系が遠く見渡せる眺望で、さらに癒されること請け合いです。

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泉質
高アルカリ性泉。水素イオン濃度10.05。マイルドな入り心地。

効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など

【甲州市塩山上小田原730-1 電話0553-32-4126 営業<4月~10月>10:00~20:00 無休<11月~3月>10:00~19:00 火曜・祝日翌日定休 年末年始】
・ <市内在住者>1日利用/大人500円・小人300円 3時間以内利用/大人300円・小人200円
・<市外在住者> 1日利用/大人1000円・小人500円 3時間以内利用/大人600円・小400円・小学生未満 無料

峠の湧水

温泉でほっこりした体に うまい水がしみますぞ

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市内に下る道すがら、ちょっと道をそれたところに「峠の湧水」があります。
「悠久の昔をしのび、大自然の恵みに感謝しつつ『大菩薩の湧水』を汲み、現世の渇きを癒し、培然の気を養い、安らぎを共に享受しましょう。どうぞ、ご自由にご利用ください」<番屋水道組合>とあります!
なんと豪儀な。長い時間大菩薩の地下を旅して湧き出た水は、うまいっうまいっ。ありがたく、いただきましょう。まろみのあるうまい水です。大切にしたいな。

再び温泉で英気を養ってしまった 勇気凛々、おなかもグ~っときました、これは!

ほうとう

山梨なら、「ほうとう」でしょ。各家によってもそれぞれの個性があるような、山梨の郷土食の代表がほうとう。かぼちゃ、さといも、だいこん、きのこ、にんじんなどなど、季節の地元野菜と平たい手打ち麺をコトコト煮込んで、味噌仕立てが一般的ですが、「あずきぼうとう」という甘くいただく個性派もありで(それは餅が麺にかわったお汁粉と考えるのがよろしい。実は、美味しいのだよ、くせになる。おやつ的食事に分類するかもです)、あったかい冬に最もうれしいメニューなのです in やまなし。味噌煮込みうどんとは違い、本来なら自家用手作り味噌を使うのでしょうが、味噌の風味もやさしい懐かしい味で、胃にやさしいのもありがたいなぁ、のおふくろの味です。

おお、「塩麹味ほうとう」などもありました。味は、さらにマイルドで美味しい。
「ふきのとうの天ぷら」が!ええっ~、この時期に?「冷凍ですか?」
「とんでもない。この香りは生でないとでません」と。なにやら『秘密の場所』があってこの時期でもふきのとうがあるのだそうです。たしかに。すすっと鼻に抜ける香り高い初春の風味もほうとうにぴったり。「馬刺し」も食べたかったなぁ。まさに芯からあったまりそうだ。ここ七福では、自家栽培自家製麺の日本そばも味わえる。山梨ならではの田舎料理のメニューが豊富で、ここだけで山梨一周味の旅が出来そうです。

【ほうとう・生そば 七福/甲州市塩山熊野56-3 電話0553-33-2114 営業10:00~ 月曜定休】

温泉とほうとうであたたまったら次は、山登り?いいえ!いざ山寺へ、石段を登るの旅、そこには・・・

裂石山 雲峰寺

そうでした、今この名称を見てあらためて分かる、この寺の風情。雲で峰で岩が裂けるんでしょ。うんうん、その名でよく表された「雲峰寺」。上り口は杉林と石塔に囲まれ陽をさえぎられた参道。イメージ写真を撮りたくなるような、神秘的な道です。杉の落ち葉で道は覆われて、さくさくと小さな自分の足音が道連れです。ほ、そこにうわさの石階段が! なんとも急な。見上げるとはるか上に仁王門が。むう、歩幅が小さく急な石段のため、足を上げると胸につきそうなインパクトが。修行だ修行。ささ、前へ前へ。ほう、もう足がガクガクいってます。仁王門をくぐってから、さらに上へ上へ。ようやく境内へ。正面に本堂、右手に庫裏、本堂のうしろに書院がありました。はあぁ。
仁王門から始まって、この四棟はすべて国の重要文化財です。静謐な重々しさのある建物はさすが。僧 行基が天平17年に開創したという。行基は自ら十一面観音を刻んで本尊にしたといわれています。この地は甲斐国の鬼門に当たるため代々武田氏の祈願所とされていました。

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また、この寺には武田家の家宝である日本最古の「日の丸の御旗」や、武田信玄といえば有名な「孫子の旗」が宝物殿に保存してあります(見学可能、撮影禁止)。
「疾如風徐如林侵 掠如火不動如山」とある孫子の旗。風林火山の略称で言われていますが、信玄公の軍旗で紺絹地に金泥で書かれた文字は恵林寺の快川の書といわれています。信玄公の護身旗である「諏訪神号旗」、「馬標旗(赤地に黒の三花菱紋)」とともに拝見できます。また、家宝の日の丸は、大きな赤い丸。日本国旗のもとなのでしょうか。第二次大戦のときか武田信玄にあやかり武運を祈って一部切り取り戦場に携えた武人がいたという逸話もあり、その一部が欠けた赤い日の丸である。古さをあまり感じない鮮やかな赤である。
さて、本堂前には大きな木はエドヒガン桜。県の天然記念物であるという太い立派な幹をみて、「春にも来るべきだな」としみじみ。あの石段を登りきったとき見上げる満開の桜はどんな風情だろうと。冬の雲峰寺はなかなか、清く涼しいのであった。

【裂石山 雲峰寺 宝物殿 電話0553-33-3172】

 

振り仰げば大菩薩嶺 悠久の森と雲を呼ぶ清冽な大地

このほか、甲州市には武田氏まつわる数々の史跡があり、荒々しくも華麗な歴史の息吹きを感じることができます。歴女で訪れたい場所ですね。
でも、歴史に陶酔するだけじゃありません。甘い香り高い誘惑もあるんですよね。

いちご狩り 

松里果樹園にご案内しましょ。この時節、あったかい温室の中でおっきないちごを時間無制限で食べ放題といううれしい場所なんです。
まず、上着を脱ぐことからはじめます。たしかに南国です、ここ。本日はまだシーズンになってませんので、ちらほらみえるかわいいいちごの探索です。ほらほら、こんなの。立派に大きく見えますが、実際は「携帯電話くらいの大きさ」になるんだそうです。とすると、まだこれは実ってない感じ? おそるおそる…甘~い。いや甘くて美味しいです。これが携帯電話の大きさになるわけですか、へ~っ。

「完全予約制のいちご狩」です。ブースごとにいろいろないちごが順番に育つので、必ずいっぱい食べることが出来るのです。また、3つのコースがありまして、プラス300円でグルメコースやプラス500円のよくばりグルメコースは、多種類のいちごをいっぱい味わうことが出来ます。また、プラス100円でホイップクリームやチョコレートをトッピングしていただいちゃいましょう。基本は、コンデンスミルクですが。いやぁそのまま食べてもこの甘さですけどね。

【松里果樹園/甲州市塩山藤木1702 電話0553-33-8888 要予約 開催時期/12月下旬~5月末 開園時間/10:00~17:00(期間中無休)】
料金(税別)
・大人12月:1,800円、1月:1,500円、2月:1,400円、3月:1,300円、4月~5月10日:1,200円、5月11日~5月末日:1,000円
・小学生未満 1,000円
・3歳未満 無料

ハウスから出る前に、必ず上着着ないとね。あの中のあたたかさは春以上です。松里果樹園はいちご以外にも、さくらんぼ、もも、ぶどうと季節により果物狩りが出来ます。 

さて、外はやはり厳寒の冬でした。いちごを見てあらためて感じたこと、冬の色は赤なんだなと。あえてあったかそうな色で冬を代弁しているのでしょうか。帰りには甲州市、山梨市だけで知られている「祝いパン」(学校パン・カタパン)を買っていこう。かつて学校でお祝いの日にくばられたという懐かしのパン。他地域では味わったことがないはずなのになぜか同じく懐かしい気持ちになれる不思議パン。ぜひ探してみてください。
武田信玄の勉強をちょっとしてみたくなる甲州市温泉のたびは、まだまだ続くのだ! 

 

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