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ホーム > 特集 > ガイドさんと一緒ならこんなに楽しい!歩いて学ぶ、発見がいっぱい!昇仙峡・こうふ 夏の旅

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地元雑誌 二木編集長がちょこっとお先に行っちゃいました撮っちゃいました ガイドさんと一緒ならこんなに楽しい!歩いて学ぶ、発見がいっぱい!昇仙峡・こうふ 夏の旅


渓谷をわたる涼風で足取りもかるがると渓流や大パノラマこそパワースポットだと納得の夏

今年もまた記録破りの暑さになると予報が出され…そんな夏がやってきた。この夏の日をさわやかで健康的に、そしてちょっと知的好奇心をも満たしてくれる素敵な方法を見つけちゃいました。
スタートは「昇仙峡」から。奇岩と渓谷美、なにより秋の紅葉が有名です。そこで今回は夏の素晴らしさを渓谷沿いの遊歩道をゆっくり歩きつつ、発見してみたい。
この地の魅力をぐんぐん引き出してくださるガイドさんの登場です。今回は甲府観光ボランティアガイドの雨宮洋一さんにお願いしました。まずは地図を確認して行程のチェック。事前に説明を受けていた、「山道でも歩けるような靴と、水分補給用のドリンクを用意すること。」は全員クリアしています。


甲府観光ボランティアガイドの雨宮洋一さん


大正14年生まれのロマンチックなアーチ橋、長潭橋

昇仙峡の入口となる長潭橋(ながとろばし)を渡り天神森から遊歩道をたどります。この長潭橋は今の橋は残したまま、新しい橋が隣に登場しさらに便利になるのだそうです。では、出発です。左手には大岩がゴロゴロとした渓流が流れ、右側はずっと岩肌になっています。木々が茂って熱い日差しを遮ってくれるのでほんとうに涼しく歩きやすい道です。渓流の中にある岩や石には、その形から連想できそうな名前がついています。猿岩、らくだ石、オットセイ石、ふぐ石、富士石…?
「雪をかぶった富士山の姿といわれる富士石です。だいぶ形は変わっていますね。」
富士山の姿に似た石は170余年の間に流れによって削られたのでしょう、いまやだいぶほっそりした印象となっています。

「岩に名前を付けたのは新道ができた当時のことで、多くの文人が当時の最先端の知識から名付けられたのですね。」
なるほど、その時代は江戸時代後期。“らくだ”、“おっとせい”なんて、その時代最新の動物の名前が付いているわけです。
「この御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)は、荒川上流にあった猪狩村に住む百姓代・長田円右衛門が私財を投じて、9年の年月をかけ岩盤を開削して御岳新道を作りました。山越えでないと甲府城下に出られない不便な山村の念願だった新道は、結果的に覚円峰(かくえんぼう)、石門(いしもん)、仙娥滝(せんがたき)などの名勝を世に知らせ、観光地としての昇仙峡が誕生することとなったのです。」
この独特な渓谷美が世に知れ渡り、歌川広重は写生をし、与謝野晶子夫妻、伊藤左千夫などは歌を詠み、多くの文人が訪れているのだという。芥川龍之介もここを歩いたとか。往時より神秘的で美しい魅力的な場所であったことはまちがいない。

遊歩道を歩いて30分くらい。天鼓林(てんこりん)に到着。ここはその地下に空洞があって、踏み鳴らすとポンポンと鼓のごとき良き音がするといわれています。
「むかしは広い範囲で鳴ったらしいけど。」

ちょうど中間地点にもなるのでちょっと一息いれることに。程よく木々も茂った草原の天鼓林は、岩のある清流からも清涼感たっぷりの風がうまれて緑の木陰とともに、なんとも過ごしやすい夏の時間が過ごせます。しかも、楽しく歴史の勉強もしております。まさに有意義なひとときです。


奇怪で優美、覚円峰はいろいろな顔を持つ石門の隙間写真は、とりあえず撮っておこう

さて、覚円峰の真正面を見上げる見上げる。どう? 不思議な姿ながら説得力ある主峰、気高く優美な姿でございます。この時期は緑をまとった夏姿。絵になるなあ。さすが昇仙峡のシンボルです。秋にはこの手前の緑が赤や黄色に紅葉するのですね。
さらに進みましょう。先の長田円右衛門の肖像付の碑があります。その当時お助け小屋と呼ばれる草鞋を売ったり、湯茶を出す小屋を建て、円右衛門は長く昇仙峡とともにあったようです。この先が石門です。写真を撮りたくなりますね。ワイルドに開削していた時代が見えるような迫力があります。これは花崗岩の巨岩による天然アーチ。その先端部はわずかに隙間がありまして、離れているんです! ちょっとゾクッとします。暑い夏向きの風情です!

昇仙橋から見上げると、ちょうど覚円峰の裏側です。黒くごつごつして、その荒々しい表情は表側の覚円峰とはまったく異なる風情です。この先、川を右に見てほんの少しの登り道を10分くらい。はあい、「仙娥滝」(せんがたき)です。行程ゆっくり歩いて約2時間。水と岩と緑を堪能いたしました。


ロープウェイと弥三郎岳ここは押さえておきたいプチ難所

お次は「ロープウェイ」でパノラマ台へひとっ跳び。待ち時間には水晶宝石博物館や影絵の森美術館なども周辺にあり! 水晶とは氷石と呼ばれた冷たい石である、なんて発見体験も楽しいです。

パノラマ台のその先に控えておりますのが弥三郎岳です。山頂を極めてみましょうか。ちょっとした岩場です。鎖場もありまして、大きなひとつ岩の上によじ登るという感じ。さすがにこの上ですっくと立ちつくすことはできませんでしたが、まさしく360°の大パノラマです。遠く富士山から甲府盆地、南アルプス、金峰山(きんぷさん)、荒川ダムまで望める丸い岩(イメージ)の上に座り込んでおります。


大きな一枚岩の弥三郎岳頂上から圧巻の眺め

「弥三郎とは酒造りの名人で…」というガイドさんのお話をうかがいつつ、結局は天狗となってこの地から飛び立ったという弥三郎さんのことを考えた。飛ぶ? う~ん風が心地よい(強風はやめてね)。座ったまま一息つくことにいたしましょう。往復3~40分程度の冒険となりました。

バスならば昇仙峡口か天神森バス停で下車、遊歩道をてくてく2時間ほど散策し、ロープウェイでパノラマ台へ向かい360°の大パノラマを楽しんだ後、滝の上バス停から甲府駅へと戻るコースはいかがでしょう。なお、昇仙峡では、夏休み特別企画として、仙娥滝のライトアップ、ヤマメのつかみどりなどが行われます。詳しくは、「昇仙峡観光協会」にお問い合わせ下さい。

昇仙峡ロープウェイ
住所/甲府市猪狩町441 電話番号/055-287-2111
営業/4月~11月 9:00~17:30 (無休)20分間隔12月~3月 9:00~16:30 (無休)20分間隔
休館日/2月~3月頃に一週間程休業あり 料金/往復 大人1,200円、小人4才~12才未満600円


昇仙峡イベントガイド

【昇仙峡 仙娥滝 ライトアップ】
普段と違う幻想的な滝の姿を見てひとときの清涼を味わってみよう
開催期間/7月23日(土)~8月28日(日)
時間/日没~21:00
お問い合わせ/昇仙峡観光協会 055-287-2111

【昇仙峡 わんぱく広場】
ヤマメつかみどり〈1回500円〉、宝石探し〈1回500円〉
開催期間/7月23日(土)~8月21日(日)
時間/11:00~15:00
場所/昇仙峡 滝上市営駐車場前 荒川河川敷
お問い合わせ/昇仙峡観光協会 055-287-2111


神秘的な風情をもつ板敷渓谷で、川のせせらぎや木漏れ日を肌で感じよう

われらはこの後、車で移動。「板敷渓谷」でさらに渓流と落差40mの「大滝」を楽しむことにしました。

車移動で約10分。歩いて道路の下へと階段を下りていくと、すぐに最初の滝がお出迎えしてくれます。なかなか涼しい。緑がこんもりと覆いかぶさり、神秘的な世界のようです。足元に渓流が流れ、つぎつぎとはしご状の小橋をトントンと渡っていく。水辺に降りて汗ばんだ手を流れに浸してみる。ふぅっと一息つく。木漏れ陽の中での写真撮影は明るさに注意。ぶれぶれの写真を量産してしまいました。

奥まで進むと、自然の恵み・大滝に行き当たります。滝ってすごい。眺めているだけで心身が浄化されるように思えてきます。滝から清流の小粒がふわふわと舞い踊ってきました。気持ちいい…。

「カメラを守らないと大変ですよ。」の声がかかる。
ちなみに、ここの岩は粘板岩。硯を造るような岩ですね。つまりガイドさんはこんなこともいろいろ教えてくださいます。花・植物の名前も教えてくれました。気分すっきり、知識もたっぷり満たされました! でも、やっぱりおなかはすいてきます。


大黒屋の御岳そばでひと心地きれいな水のあるところ、美味しい麺がある

道を戻り、荒川ダム沿いに橋を渡ったその先、大黒屋でランチです。吹き通しになっているテーブルに陣取り、名物御岳そばと迷いましたが冷たくおいしい口当たりのおざらをいただきました。おなかでゆっくり味わう幸福感。ごちそうさまでした。おざらのつゆは醤油かゴマダレの二種があり、今回は醤油を頂いたので、ゴマダレは次回の宿題となったのでした。

【民芸茶屋 大黒屋 荒川ダム店】
住所/甲府市高町454-3
電話番号/055-287-2158
営業/9:30~18:00
定休日/第2第4火曜日(祝日の場合は営業)


パワースポット金櫻神社杉の大木からもパワーをもらう

では、いよいよパワースポットへの旅を敢行しましょう。
金櫻神社」は金峰山山頂が奥宮となる開山2000年といわれる由緒正しき神社です。御神宝は水晶(火の玉、水の玉)。金峰山より発掘された石を磨いたものだといいます。
まず参道入り口にある手水舎(てみずや)で清めを。両手を清め、手のひらの水で口をすすいで…。
「すべて、一杯のお水で済ませてくださいね。最後は使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清めてください。」
そう、これです。正しき神社での作法をひとつ会得しました。
「金櫻神社には御祭神・少彦名命をはじめとして五名にものぼる神様が祀られています。それだけ力のあるお宮といえます。武田家はもちろん、徳川家康もこの地を詣でています。また、名工・左甚五郎の作といわれる昇り竜・下り竜が本殿に見られます。」
厳かな気分になってきます。金の成る木の金櫻といわれる、鬱金の櫻(うこんのさくら)は黄金色の大輪の花が咲くとか。これは金運まちがいなしのパワスポですね。
また境内にある樹齢千年をこえる天然記念物の杉の大木群や、参道をたどり階段を登り切った時に感じる空気の清涼感などなど、目に見えないパワーがまちがいなくみなぎっている。水晶、花、杉そして空気。これこそパワースポット!
山歩きでだるくなってきた足がこのパワーを求めているのでありました。


湯村温泉郷 信玄公の隠し湯で一泊する

さて、疲れた体は「湯村温泉郷」でのんびりいたしましょう。そう、ここは信玄公隠し湯の一つ、上田原の戦い後に湯治したといわれております。甲斐の名物三昧ならびに温泉三昧といたしましょう。

湯村温泉旅館協同組合
現在、13軒の旅館・ホテルが営業しています。
住所/甲府市湯村3-10-5
電話番号/055-252-2269
問い合わせ時間/10:00~16:00 (日曜日は休業)


翌日は、甲府市内で発見の旅パートⅡ武田神社 信玄公の散歩道を辿って歩いてみる

武田神社」は武田氏の館跡(躑躅ヶ崎館)。祭神は武田信玄。戦国時代に父・武田信虎が築き、晴信(信玄)・勝頼と三代にわたって武田領国の中心地として機能していたのだという。歴女ブームともいわれる今、フィーチャーされた武将像とともに、日本史を学ぶには面白いところでもある。館裏には「信玄公の散歩道」とよばれる野の道がある。実際に思案事があると散策に歩いていたという信玄公とともに歩いてみたい。アジサイがきれいに咲き誇っておりました。


甲府城 (舞鶴城址公園)石垣に見えるノミの跡で歴史に触れる

「甲斐の国は武田家滅亡の後、織田信長の領国となり、そのあとは徳川家康の支配となりました。甲府城(舞鶴城)は秀吉の天下統一後に秀吉の甥・羽柴秀勝、部下の加藤光康らによって築城が始められ、浅井長政・幸長父子によって完成したといわれ、その後は徳川の城として存続しました。」
信長?家康?思いもかけず有名偉人がかかわっていた甲府城。その後、甲斐出身の側用人・柳沢吉保が城主となって大名の城として整備し、城下町は大きく発展したのだとか。いま、その城址は徐々に復元が行われ、甲府城にかつて天守閣があったのか、なかったのかを検証中なのだといいます。
「まず石垣を見てください! 積み方によってその時代がわかります。今回の復元整備は当時のままの石を積み直すなどの修理を行なっています。」
ふむ、穴太積み(あのうづみ)と打ち込み接ぎ(うちこみはぎ)の見分けがつくようになりましたもん。古いのみの刃跡から仕事をした当時の石工の姿まで見えてくるようです。深い! 何気なく登っていた石段から見えてきた歴史世界に思いをはせ、改めてガイドさんとご一緒することの意義を感じました。ありがとうございました、雨宮さん。
そして振り返れば「南側に富士山が見えますよ。」そうです。甲府城(「舞鶴城址公園」)からの富士山も美しかった。

※ガイドの詳細は、「甲府市観光協会」(055-226-6550)にお問い合わせください。


甲州夢小路「時の鐘」と呼ばれる鐘楼が目印です

JR甲府駅北口から徒歩3分。古民家を移築した兜づくりの建物や、明治・大正・昭和初期の小粋な甲府の街を意識した「甲州夢小路」の街並み。県産材料によるランチやディナーが楽しめます。山梨生まれのワイン、ジャム、ドライフルーツ、和紙や布地を扱うお店もあり、山梨をまるごといっぺんに味わうことができます。

甲州夢小路
住所/甲府市丸の内1丁目1-25
電話番号/055-298-6300
※営業時間、定休日は店舗により異なります。詳細はお問い合わせ下さい。


山梨ジュエリーミュージアムやっぱりおみやげといえば

JR甲府駅南口から徒歩7分、山梨県防災新館1階、やまなしプラザに「山梨ジュエリーミュージアム」はあります。地場産業である宝飾産業の歴史と技術、そしてきらめく宝飾品のかずかずに触れることができます。いかがです、胸元にきらっと輝くペンダントなどおみやげに。実演工房の見学や体験工房による試作もできます。

山梨ジュエリーミュージアム
住所/甲府市丸の内一丁目6番1号山梨県防災新館1階やまなしプラザ内
電話番号/055-223-1570
営業/10:00~18:00(入館は閉館時間の30分前まで)
定休日/火曜日休館(祝日の場合はその翌日)、年末年始、展示入替期間は休館
料金/入館無料(研磨体験、貴金属加工体験は有料)

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