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冬の「赤沢宿」と心もほかほか温泉めぐり

冬の朝、快晴。空気はピリリとつめたい。そんな日こそ景観を求めて出かけましょう。晴れの冬日はなにもかもがとても美しく見えます。冷気のレンズで澄みわたって見えるのかも。さあ、富士山に向かって出発です・・・え、富士山?
中央高速から、無料化実験中の中部横断自動車道へと乗り継ぎます。早速得した気分です。おお、朝一番の美人は、やはり富士山でした。運転手さん以外、注目!これからしばらくは、富士山と一緒にドライブです。
富士山も頭の部分が見え隠れするくらいになって、増穂インターから国道52号線へ。かつて駿河から醤油樽に漬けたあわびが運ばれたという富士川沿いの国道を行く。あわびの煮貝もこの風景を楽しんだのね。あ、運んだ人、ですね、今回逆送しておりますが。増穂ICから約30分。「飯富」か「上沢」の交差点を右折、本日の目的地、早川町方面の入り口となります。「南アルプス公園線」は早川に沿うように進みます。山に挟まれた渓谷の風情が始まります。
そう、ここからはコンビニはありません。ドライブのお供、キャンディー、チョコレート、お飲み物は右折前の52号線沿いでお求めくださいね。

江戸情緒の古い町並みとお肌つるつる温泉満喫のたび

トンネルもいくつか抜けて、川沿いを走ります。山が近い。川の音も聞こえます。空気も山の息吹をはらんで、濃い。30分ほどで、ちょっと長めのトンネルを抜けると「七面山登山口」の標識が。その橋を渡らず!すぐに左折して、いよいよ「赤沢宿」への入り口です。
車幅1台分くらいのちょっと狭い山道は、のぼりも急です。運転初心者は教習所の先生が隣にいるつもりで、ゆっくり確実に上りましょ。ここは身延山と七面山を結ぶ身延往還。「赤沢宿」はその宿場町です。多くの参詣客を迎え入れた由緒ある道なのです。山道とはいいながら、カーブに祠が奉られていたり、岩清水の流れもあり、また山際は石垣に守られていて、歴史と格調を感じさせてくれます。美しく苔むした石垣に木漏れ日が映えて美しい。でも、つづれ織の坂道です。見とれている暇は、運転手さんにはありません。さあ、あと一息、がんばれ!ですぞ。
急なカーブを抜けると牧水の石碑があり、集落があらわれました。赤沢宿です。黒板塀と二階家の手すりが特徴的な、江戸時代がばばんとそこにはありました。それでも道はまだまだうねうねと。さて、江戸情緒を散策で味わいましょう。

車は「妙福寺」の裏に置きました。基本的に細い道です、路上駐車はもってのほか。
石を敷き詰めた坂道。「大黒屋」の前からゆっくりと坂を下ります。日蓮宗総本山の「身延山」と修験の山「七面山」を結ぶ「身延往還」。1日に1000人の宿泊客が訪れたこともあるという大きな宿場です。その坂道に次々と宿屋が軒を連ねています。ただし、今ここは伝統的建造物群保存地区として、美しい町並みを残しており、実際に宿泊できる宿は「江戸屋」のみとなってしまいました。
前にも後にも山が迫る山間、急な坂の石畳をのんびり歩く。ところどころに水場があって、やさしい水音を聞かせてくれます。ここでのどを潤しますか。この水音とたまに聞こえる鳥の声以外に何の音もしません。静寂と降り注ぐ冬の柔らかい日差しだけ。肩の奥の方にあった疲れのかたまりがゆっくりと溶けてきたようです。石畳に響く靴音もちょっとは軽くなったような…。
そういえばドラマ「TRICK新作スペシャル2」のロケ地だったとか。どんな所で撮影されたのでしょうか。観てから来ればよかったな…。
赤沢宿には唯一の飲食店「そば処武蔵屋」があります。平日は予約のみ。土・日・祝日の営業です。
赤沢宿をぐるり一周。くれぐれも、足元、ヒールの高い靴はやめておいた方がいいです。さっさか歩ける靴でじっくり散策を楽しもう!

さあ、温泉求めてロングドライブだ出会いも温泉もつぎつぎ現れて

おう、新たな出会いが!!!道の真ん中にどかっと座るあの存在は…サルだぁ。いましたね。ごく自然に、当たり前のようにいらっしゃいました。それは赤沢宿の道より西反対にある、羽衣方面の道上にて。近づくうちに山に帰っちゃいました。ともだちになるのは難しいかも、です。
さて、温泉を求めて、早川町役場の先を左へ、一路雨畑方面へばく進中。「雨畑硯」の製造でも有名な雨畑です。こちらもなかなかタイトなコースです。道幅は充分ですが右側山肌、左は崖と川。川の向こうの山も迫りくる感じです。
すごい。道を進むとつり橋が見えてきました。うっわぁ、これは行くしかありません。またまた、2時間ドラマの設定が…。いや、はしゃいでる場合じゃありませんでした。これは、行けるか、行けないか。根性?風のある日は遠慮したい(わたしの場合)。さらに、湖が見えてきた。きれい。コンクリート式アーチダムの「雨畑湖」ですね。静かな湖面に山が映りこんで、まさに映画かドラマでも撮ってみたい風景です。
気持ちよく、ちよっと冷たい汗もかいたところで、ようやく「ヴィラ雨畑」が見えてきました。ここは旧硯島小中学校の跡地に作られた研修、宿泊施設。日帰り温泉「すず」も可です(一回入浴500円)。「食事処豆風坊」も併設。おみやげも揃っています。鳥もつキャンディーも売っていましたぞ。すぐ隣にある「硯匠庵(けんしょうあん)」は雨畑硯と地域の生活・文化などを紹介するギャラリーです。硯の製作体験(要予約)もできます(火曜定休、9時00分~17時00分)。

さて、ほっこりさっぱりしたところで、当然おなかがすいてきましたね。実はここからさらに南に入ったところに「見神の滝」があります。かなりの断崖絶壁で伝説さえあるという(公園になっている、駐車場完備)。はい、話だけですが。いや、空腹には勝てませんでした…。

水車小屋で挽いた、こだわりの手打ちそば野菜てんぷらもサクサク美味しい

雨畑から再び南アルプス公園線に戻り、北へ北へと上って行きます。早川集落近くに「そば処アルプス」があります。ここは「南アルプスそばの里早川組合」が運営しているお店です。早川集落産のそばを、橋のたもとの水車小屋で挽いた手打ちそばは、黒くて少し太めの田舎風そばが特徴。
やっぱり寒かったよね。おなかすいたぁ。わたしは「御殿そば(温)」(1,000円)をオーダー。野菜のてんぷらと、山菜ととろろののった温か~いおそばです。ふわ、あったまります。しっかりしたコシ、ふくよかな香りはそば通にも評価の高いおそばです(木曜定休、11時00分~16時00分)。ごちそうさまでした。
さて、温泉はまだひとつよっ、先を急がなくては。

野鳥の楽園でバードウォッチングしてみました

南アルプス公園線を北上中。「おばあちゃんたちの店」の看板に続いて「南アルプス邑野鳥公園」の看板が。ここは寄ってみるしかありませんね。大きなつり橋?(ヤマセミ橋)を渡ると木々に囲まれた管理棟が見えてきました。ここは水鳥観察のできるオシドリ池のある、バンガローやキャンプ場もあるバードサンクチュアリです。自然の中で、自然を体験し不思議を探求できる施設。専門スタッフとともに、自然の勉強ができます。ネイチャーガイドツアーは折々企画されています。キャンプして鳥のさえずりとともに目覚め、観察する。どうですか素敵でしょ。
早速、野鳥観察棟へ行き、しばし水鳥観察。オシドリ?マガモ?静かに湖面を観察していると、だんだん判別できるようになる、らしいです。ここはストーブもありました。キーンと冷えた湖に鳥たちが波紋をつくり、時はゆっくりながれていきます。休まるなあ。

管理塔ではえさをついばみにくる「ヤマガラ」を激写。
ほんとに目の前で、美味しそうにひまわりの種をつついています。こちらは、う・動けませんが。
入り口の「おばあちゃんたちの店」は山菜や旬の農産物を置いています。冬季休業…らしいです。
さあ、小鳥のしぐさに癒されて、お次はあったか~い温泉ですよね。

温泉街道ですね。古くからの名湯ぞろい武田信玄、徳川家康も湯治した?

ヘルシー美里」に到着しました。ここは旧早川北中学校の校舎を利用した温泉宿泊施設。日帰り入浴もできます(一回入浴500円)。広い校庭、体育館もそのままに懐かしい学校の外観です。長~い渡り廊下の先に「光源の里温泉」があります。湯船からの景色が美しい温泉です。イメージとしては井上陽水「少年時代」って感じですが、どうでしょう。
ヘルシー美里は食事もできます。またそば打ちなどの体験プログラムも用意されています(火曜定休、休日を除く平日:15時00分~18時00分、土・日・祝日:11時00分~18時00分)。
暖まりました。さあ、チャレンジは続く。
車を走らせて約20分。こんどは「西山温泉湯島の湯」です。町営の温泉で、宿泊コテージ(自炊)があります。ここの醍醐味はすべて露天風呂であること。まさに100%源泉掛流し。下に流れる川面を鑑賞しながらの風流な野趣味ある風呂。3つある露天風呂は「木造り」「石造り」「岩風呂」とあり、日替わりで男女別いずれかの温泉を楽しめます。雪の降る日に入ってみたい…と秘かに願ってみましたが。日帰り入浴一回500円(木曜定休、11時00分~18時00分)。ここの直売所で地元産日本ミツバチの蜂蜜を直売してます。

わっ本格的美人にどんどんなってきてるぬるめでぬるぬるの霊湯、効果のほどは

おう、お肌は、だいぶつるつるになってきております。でも、温泉めぐりは続くのだ。
だいぶ日が傾いてきました。いよいよ奈良田に入ってきました。ここは早川町最奥の地。歴史ロマンあふれる地。奈良田はその言葉さえ独自だったといわれるほどの遠隔地。湯島の湯から20分ほどで到着です。
では、秘境の霊湯「奈良田の里温泉」へGOです。
女帝・孝謙天皇が自らの健康がすぐれぬことを神仏に祈願し、神託によって導かれたという霊湯でございます。その名も「女帝の湯」。吉野の里からここへ八年間も遷都されていた!というから、まさに霊験あらたかな湯、である。奈良田…もしやそれで奈良の名が。ふうむ、言葉が代わっても不思議はありませんな。ややぬるぬるした肌触りが特徴の美人の湯、ですって(水曜定休、9時00分~19時00分)。日帰り入浴一回500円。休憩1,500円(17時00分まで)。お食事処「こんぼうす」と、南アルプス山岳写真「白籏史朗記念館」、文化財所蔵「早川町歴史民俗資料館」の複合施設になっています。

すみません、骨の髄まであったまってしまいました。しかも、つるっつるのぴっかぴかです。
たしかに、鹿の鳴き声まできこえるかなりな秘境。水は清く烈しく、空気は澄み、自然が圧倒的に深いこの地に、多くのリピーターを含むファンがいることを、お肌を持って知ることができました。おそるべし早川町。ここは深い。
すっかり日暮れてしまいました。朝の清い空気感の赤沢宿からここ奈良田まで、思いがけずセラピーの旅になりました。単に温泉セラピーだけではなく、古い町並みも山も川も空気と木々も、まとめて癒しを施してくれる地、早川町でした。この奈良田をさらに進むと「広河原登山道入り口」となり(冬期閉鎖)さらに豊かな自然の懐へと続いていきます。うむ、おそるべし!です。きっと、夏はさらに素敵だろうな…と河原遊びに思いをはせながら、国道を右折、52号線から東名を目指す道中となりました。はあ、まだあったまってま~す。

追伸!?ダイヤモンド富士

ダイヤモンド富士」を知っていますね。冬至から元旦頃まではお隣の増穂町高下地区で。また1月~2月は同じくお隣の身延町林道富士見山線や身延山で見ることができます。お年玉?はダイヤモンド富士でいかがでしょうか。

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