富士ビジターセンターの最近の記事

2014年10月24日

清掃体験を実施しました [富士ビジターセンター]

今日は、甲府の中学生が富士ビジターセンター周辺のゴミを拾ってくれました。

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移動含め約60分の体験で、合計132.5キロのゴミを回収!!

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みなさん、ありがとうございました。

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2014年10月22日

清掃活動準備 [富士ビジターセンター]

今週末に予定している「清掃活動」の準備で、昨日と今日、草刈りを行いました。

草刈り前⤵

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草刈り中⤵

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草刈り後⤵

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草刈りをして、見えなかったゴミがたくさん出てきました。

清掃活動をすることで、綺麗になるのは嬉しいですが、今まで捨てていた人が、

これで捨てなくなればいいなと思います。

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2014年09月23日

富士山ふるさと再発見第5弾『1200回目の富士登山』が終了しました。 [富士ビジターセンター]

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9月20日(土)に開催した、富士ビジターセンターの富士山ふるさと再発見講座の第5弾は、佐々木茂良さんを迎えて、『1200回目の富士登山』というテーマでお話を伺いました。佐々木茂良さんは、64歳から74歳の現在まで10年間ほとんど毎日富士登山をされている方です。マスコミにもたびたび登場し、著書『まいにち富士登山』が新潮社から好評発売中です

講座当日現在で、通算1228回の登頂をされています。世界遺産になってからの富士山の現状と提案や、登山のコツや、毎日富士山に登ることを決めた理由、10年の間毎日富士山登頂を続けたことによってご自身の内面がどう変わったか、富士登山を通じて人生を見直すことができるんだ、とたくさんのことを表情豊かに語ってくださいました。

1時間半の講義がほんとうにあっというまに終わってしまいました。まだまだ色々なお話を聞きたい、あれこれ質問してみたい、という参加者も多かったことと思います。

初めは誰からも不可能だと言われた毎日富士登山を10年も続けてこられた佐々木さんのビジターセンターでの講座の語録を少しだけご紹介します。

●山頂に行くためにはいやでも歩かなくてはならないように、やるべきことはしなければならない。

●山は畏敬の念を持って登り、回数はあとからついてくる。

●富士山が美しいのは何万年もの間、富士山が努力してきたから。

●富士山は答えをくれる場所。

●遅すぎると思っても、こうなりたいと思うならそのエネルギーを使わなければもったいない。

佐々木さんはこれからも機会があれば、大勢の人に伝えたいことがあるそうです。富士登山のテーマに係らず、講演会などの講師をお探しの方は、ぜひ佐々木さんに打診してみてください。

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2014年06月30日

講座「富士山・信仰の歴史」が終了しました。 [富士ビジターセンター]

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6月28日(土曜日)に開催いたしました、

「地元民集まれ!富士山ふるさと再発見」の第2回、

杉本悠樹氏による

「富士山・信仰の歴史」には

定員以上の33名のご参加をいただきました。

講座の後のアンケートをご紹介します。

●山の成り立ちを地元の地形と合わせて説明していただいた所など、とても身近に感じ面白かったです。御師の歴史もその背景部分の説明がていねいでよかったと思います。

●富士信仰の歴史につき、また新たな深い話を伺い、とても参考になりました。

●短い時間でしたが大変内容のあるお話を聞かせていただきました。もう少し時間が長くても良いと思います。

●何回か聞く機会があり参加しておりますが、結びつくものがあり興味がますます出てきました。ありがとうございました。

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2014年06月23日

タイムカプセルがやってきました。 [富士ビジターセンター]

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ビジターセンターにタイムカプセル登場!!

富士河口湖町の職員さんたちにより、

1階正面玄関脇の溶岩展示の横に設置されました。

10年後の世界遺産・富士山を思い描いたメッセージ

投入していただき(27年2月23日締め切り)

そのメッセージを10年後に披露する予定です。

これには6月22日に八木崎公園ハーブフェスティバル会場で開催された

富士山世界文化遺産登録1周年記念フェスタ

(富士河口湖町・富士五湖広域行政事務組合共催)の式典セレモニーにて、

県知事と富士北麓六市町村によるメッセージが投入されています。

みなさまも富士山への熱い思いをメッセージにしてください。

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2014年06月12日

『地元民集まれ!富士山ふるさと再発見』第2回講師は杉本悠樹さんです。 [富士ビジターセンター]

ビジターセンターの「地元民集まれ!富士山ふるさと再発見」の第2回は

杉本悠樹さんによる「富士山・信仰の歴史」です。

杉本さんは、富士河口湖町教育委員会生涯学習課

社会教育係文化財担当で、

日本考古学協会・山梨県考古学協会会員でいらっしゃいます。

富士山信仰の歴史について、分かりやすくお話してくださいます。

ご参加希望の方は事前予約をお願いいたします。

【日時】6月28日(土曜日)午後1時30分~午後3時

【場所】山梨県立富士ビジターセンター 2階研修室

【対象】高校生以上どなたでも

【定員】各回30人

【参加費】無料 

【申込】山梨県立富士ビジターセンター 電話0555-72-0259   清水・上野

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2014年05月19日

講座「富士山を身近に感じてみよう 自然編」が終了しました。 [富士ビジターセンター]

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5月17日(土曜日)に開催いたしました、

「地元民集まれ!富士山ふるさと再発見」の第1回、

「富士山を身近に感じてみよう 自然編」には

13名のご参加をいただきました。

白石浩隆氏による富士山周辺の動物・植物の生態についての解説でしたが

受講者のみなさまに大変好評でした。

講座の後のアンケートをご紹介します。

● 小動物の視点で富士山を見る、考えるという話を聞き、時々富士山を鑑賞して美しいという視点から、多方面から勉強する事を学びました。富士山の動物の生態が解りやすく説明して頂き大変興味がわきました。

● もぐらとふくろうの話は大変楽しかったです。知らない事がたくさんあったので、来てよかったです。

● 富士山にいる動物の話、とても面白かった。イラストや手持ち資料もスライドで見られたら嬉しいです。

● 自然の話だけでも良いと思いました。

● 動物の生態から富士山の火山の歴史がわかるのは面白い。

● 今回は声がこもらず、いつもより分かり易く聞けました。話の内容も講師の方が経験をふまえていて楽しかった。

● 植物(オオバエイレイソウ、ヤマシャクヤク、エンザンスミレ)、動物(鹿、猿、ひめねずみ、いのしし・・・・)、鳥類(シ(しじゅうから、やまがら、はしぶとがらす、アカゲラ、シメ・・・)などなど、自然がいっぱいの所に住んでいます。ガイドさんのお話、興味深く拝聴しました。ありがとうございました。

● 勉強になり、次回も参加したいと思いました。

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2014年05月08日

平成26年度富士ビジターセンター講座『地元民集まれ!富士山ふるさと再発見』のお知らせ [富士ビジターセンター]

当センターは、富士山の入り口に位置し、富士山及び富士北麓地域を訪れる方々の活動拠点となり、自然や文化への理解と親しみを通して富士山の大切さを学んでもらう施設です。世界遺産に登録された「地元・富士山」の価値について理解を深め、将来にわたって保護していく意識を高めることを目的に本講座を開催します。

【講座名】地元民集まれ!富士山ふるさと再発見 (全6回)

【場所】山梨県立富士ビジターセンター 2階研修室

【対象】高校生以上どなたでも

【定員】各回30人

【参加費】無料 

【申込】山梨県立富士ビジターセンター 電話0555-72-0259   清水・上野

第1回講座はただいま参加者募集です。

第1回 5月17日(土曜日) 午後1時30分~午後3時 

      「富士山を身近に感じてみよう 自然編」

 

       講師  白石浩隆氏

       富士山周辺の動物・植物の写真を見ながら、生態について解説していただきます。

2回目以降の日程・予定は以下のとおりです。

各回、確定次第お知らせいたします。

   

第2回 6月28日(土曜日) 午後1時30分~午後3時

     「富士山・信仰の歴史」

      講師:杉本悠樹氏

第3回 7月19日(土曜日) 午後1時30分~午後3時     

     「いにしえの富士登山」

     講師:萱沼進さん

第4回 8月(日程未定) 午後1時30分~午後3時     

     「船津胎内樹形のお話」

      講師:荒井正春氏

第5回 9月(日程未定) 午後1時30分~午後3時

     「富士山と徐福」                         

 講師:土橋寿氏 

第6回 10月(日程未定) 午後1時30分~午後3時

      「富士山の神社・冨士山下宮小室浅間神社」

      講師:渡辺一美氏

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2014年03月28日

大賑わいのビジターセンター [富士ビジターセンター]

あんなにたくさんあった雪も溶けました。

富士山は当分一合目までしか行けそうにもありませんが、

毎日たくさんの海外からの団体客が訪れていて、

残雪で遊んだり、富士山をバックに写真撮影をする

人々の歓声が響き渡っています。

思いがけない珍事件(?)が連続して、

スタッフは刺激的な毎日を送っています。

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2014年02月28日

大雪後のビジターセンター・その2 [富士ビジターセンター]

歴史的な大雪から2週間。山梨県内は住民の生活も次第に元にもどり、

観光施設も徐々に再開をはじめました。 富士ビジターセンターでも

観光客のみなさまが安心して遊びに来ていただけるようにと頑張っています。

一昨日、通路と駐車場の除雪をして大型バスが入りやすくなりました。

通路でのすれ違いも可能です。ただ、奥のU字道路の除雪がしていないため、
退出の際の方向転換を考えると、1度に停められるバスの台数は5台ほどになります。
ご不便をおかけしますが何卒ご理解とご協力願いいたします。

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2014年02月22日

大雪後のビジターセンター [富士ビジターセンター]

大雪後、臨時閉館をしておりましたが、

昨日より通常開館しました。

スタッフは電車や徒歩、車で通勤しています。

昨日も今日も、午前中は中国やタイなどからの観光客のみなさまが

大型バスで何組かご来館され、雪を楽しんでいる姿が見られました。

駐車場3面はかいてありますが、雪が多いため十分な広さを確保する事ができません。

特に大型バスの駐車場は、1台止めるのがやっとという状態です。(写真奥)

昨日の朝、道路からの入口が大型バスが通るには狭すぎる

ということがわかり、慌てて少し広げましたが、

雪が氷になってしまっているためになかなか思うように作業がはかどりません。

また、2階展望広場へ続く外階段(写真手前)と展望広場の一部は雪をかきましたが、

タイルは朝夕は凍りたいへん滑りやすくなっています。

日中太陽が出ると溶けるのですが、大変危険です。

状況を見て立ち入り禁止にしたり、解除したりしていますが、

立ち入りできる場合でも十分ご注意ください。

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2014年02月10日

可愛い来館者 [富士ビジターセンター]

昨日、ハクセキレイという鳥が自動ドアが開いた隙に、
人間のお客様と一緒に館内に入って来ました。
ある程度の距離までは近づいても逃げないので、
可愛い、可愛い、と大人気でした。
雪が積もると餌を探すのが困難なのか、よく玄関先にやってくるのですが、
昨日はとうとう中にまで入ってきてしまいました。
床をチョコチョコと歩いて餌を探すそぶりでした。
残念ながら鳥が食べられそうなものはなかったので
外へ出るように誘導(?)したのですが、
出しても出してもまた入ってきてしまいました。
もしかして一羽だけではなかったかも知れません。

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【ハクセキレイはこんな鳥】(ウィキペディアより)
主に水辺に棲むが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでもよく観察される...
冬場は単独で、夏場は番いで縄張り分散する。縄張り意識が強く、特に冬場は同種のほか、セグロセキレイ、キセキレイと生活圏が競合する場合があり、その際には追いかけ回して縄張り争いをする様子もよく観察される。
食性は雑食で、一旦高いところに留まって採食に適した場所を探し、水辺や畑などに降りて歩きながら水中や岩陰、土中などに潜む昆虫類やクモ、ミミズなどを主に捕えて食べる。ただし本種は都市部などの乾燥した環境にも適応しており、分布域の広がった近年ではパン屑などの人間のこぼした食べ物を食べる様子も観察されている。
足を交互に出して素早く歩く。夜は近隣の森などに塒を取るが、市街地では建築物などに塒を取る様子も観察される。
地鳴きは「チュチン、チュチン」、飛翔時は「チチッ、チチチッ」と鳴く。

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2014年01月28日

富士山の生い立ち その6 新富士火山 ステージ2 [富士ビジターセンター]

富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介しています。

引用は山梨県環境科学研究所発行の

「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P52

http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm

なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。

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富士山の生い立ち その6 新富士火山 ステージ2

ステージ2は、8000年~5600年前で、この2400年間にわたる期間中、

富士山はあまり目立った活動をせず、時折、山頂火口から小規模な噴火をする程度でした。

山麓で見られる富士黒土層と呼ばれる真っ黒な厚い土壌は、この時期に形成されたものです。

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2014年01月26日

2014国慶節in富士ビジターセンター [富士ビジターセンター]

1月31日の旧正月「春節」の休暇に来日されるお客様に楽しんでいただくために、

日本の伝統芸術を上演いたします。中華圏からのお客様へ分かりやすく、

アレンジを行い通訳してお伝えいたします。国内のお客様もお気軽に御来館ください。

■日時:2月1日(土)10:00~12:00
     ①「新町獅子舞保存会」のメンバーによる演舞
     ②「富士山玉すだれ」「ガマの油売り」
     「ふくぞめプロデュース主宰」でエンターテイメントソーシャルワーカーの染谷剛氏の上演。  
■観覧無料

〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
電話番号:0555-72-0259
E-mail:fuji-v.c@peach.ocn.ne.jp

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2014年01月18日

富士山の生い立ち その5 新富士火山 ステージ1 その2 [富士ビジターセンター]

富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介しています。

引用は山梨県環境科学研究所発行の

「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P51

http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm

なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。

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11,000年ごろに噴出した「三島溶岩は」、1枚の厚さは1m程度ですが枚数が多く、

総噴出量は4㎦と、富士山の長い歴史のなかでも最大規模のものです。

三島市南部ではパホイホイ溶岩に特有の、表面が縄状になっている様子が観察できます。

有名な柿田川の湧水も、この溶岩流の末端から地下水が湧き出しているものです。

旧期溶岩は古富士火山の火山泥流がつくった山麓の扇状地をすっぽりとおおい、富士山の裾野を拡大させました。

富士山の標高700~1,250mの地点で行われた複数のボーリング調査の結果から、

このステージ中に山麓に積もった溶岩の厚さは50~200mと推定されています。

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2014年01月12日

富士山の生い立ち その5 新富士火山 ステージ1 その2 [富士ビジターセンター]

富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介しています。

引用は山梨県環境科学研究所発行の

「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P51

http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm

なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。

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11,000年ごろに噴出した「三島溶岩は」、1枚の厚さは1m程度ですが枚数が多く、

総噴出量は4㎦と、富士山の長い歴史のなかでも最大規模のものです。

三島市南部ではパホイホイ溶岩に特有の、表面が縄状になっている様子が観察できます。

有名な柿田川の湧水も、この溶岩流の末端から地下水が湧き出しているものです。

旧期溶岩は古富士火山の火山泥流がつくった山麓の扇状地をすっぽりとおおい、富士山の裾野を拡大させました。

富士山の標高700~1,250mの地点で行われた複数のボーリング調査の結果から、

このステージ中に山麓に積もった溶岩の厚さは50~200mと推定されています。

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2014年01月07日

富士山の生い立ち その4 新富士火山 ステージ1 その1 [富士ビジターセンター]

富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介します。

引用は山梨県環境科学研究所発行の

「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P51

http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm

なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。

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「富士山の生い立ち その4 新富士火山 ステージ1 その1」
古富士火山と新富士火山をどの段階で分けるかは学者によって見解が違いますが、
この本(山梨県環境科学研究所発行『日本一の火山 富士山』 荒巻重雄 太田美代著)では
溶岩の大量噴出が始まった17,000年前を新富士火山の始まりとし、
現在まで続く新富士火山の活動期を、噴火様式の違いに基づいて5つのステージに...分けています。

ステージ1は17,000年前~8000年前の広い裾野をつくった大量の溶岩流が流れた時期です。
この時期の富士山は、山頂火口や山腹火口から大量の溶岩を噴き出し、
東麓をのぞく山麓一帯に溶岩流が流れ下りました。

旧期溶岩と呼ばれているこの時の溶岩は、粘り気の弱い玄武岩質のパホイホイ溶岩で、
大月市の猿橋付近(猿橋溶岩流)などで見ることができます。

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2014年01月03日

明けましておめでとうございます。 [富士ビジターセンター]

あけましておめでとうございます。

本年もビジターセンターをよろしくお願いいたします。

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2013年12月25日

富士山の生い立ち その3 古富士火山(こふじかざん) [富士ビジターセンター]

富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介します。

引用は山梨県環境科学研究所発行の

「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P50

http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm

なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。


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「富士山の生い立ち その3 古富士火山」

古富士火山の活動は、約10万年前に始まったと考えられています。

マグマの組成は玄武岩質ですが、山頂火口からの爆発的な噴火が繰り返されたのがこの火山の特徴で、

空高く噴き上げられた火山礫や火山灰は山麓に厚く広く堆積しました。

古富士火山の火山礫のほとんどは色の黒い玄武岩質のスコリアで、

140層もの堆積層が観察されています。

さらに、大量の火山灰は偏西風に乗って南関東にまで運ばれました。

この火山灰が時間とともに風化してできたのが、俗に赤土と呼ばれる粘り気の強い土で、

赤っぽい色は火山灰に含まれている鉄分が酸化したことによるものです。

関東ローム層のうち特に立川ローム層の大部分は古富士火山の噴出物です。

また、爆発的な噴火をするなかで、少なくとも5回の山体崩壊を起こしたこともわかっています。

岩屑なだれや火山泥流となって流れくだった堆積物は一括して「古富士泥流」と呼ばれ、

富士山西南麓の地形の基盤となりました。

この時代、富士山は噴火と崩壊を繰り返しながらも裾野を広げ、3000mを超える大きな火山へと成長していきました。

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2013年12月23日

富士山の生い立ち その2・小御岳火山(こみたけかざん) [富士ビジターセンター]

富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介します。

引用は山梨県環境科学研究所発行の

「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P49

http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm

なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。

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「富士山の生い立ち その2・小御岳火山(こみたけかざん)」
先小御岳火山(→12月21日の投稿)を覆っている小御岳火山は
おそらく20数万年前から10数万年前に主要な活動をしていたと考えられています。

山中湖あたりから富士山を見たとき、富士山北斜面の中腹(富士山の右)に
肩のように張り出した部分がありますが、それが小御岳火山のほぼ山頂部で、
スバルライン終点の駐車場は、小御岳火山の山体が富士山本体の横腹に
頭を出している平坦部に作られています。

山体の最高点は2500mで、直径約1.5kmの馬蹄形の山頂火口があり、
小御岳神社も火口の一部に作られています。

小御岳火山は溶岩流を主体とする噴出物で出来ていて、
溶岩の質は玄武岩質の安山岩です。
土壌層に時間間隔を示す堆積物のないことから見て
比較的短時間の間にできた火山だと思われます。

また小御岳と先小御岳の間には風化した火山灰層が認められるので、
先小御岳火山が噴火をやめてから、小御岳火山が噴火を始めるまでに
火山活動の休止期があったと推測されます。

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