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おみゆきさん

 「おみゆきさん」の起源は、今から約1200年前の平安時代、825(天長2)年に淳和天皇(じゅんなてんのう)が勅使を遣わし、釜無川の水難を防ぐため旧一宮町(笛吹市)の一宮浅間神社、旧御坂町(笛吹市)の二宮美和神社、甲府市の三宮玉諸神社に命じて水防祈願祭を行わせたのが始まりだといわれています。文献的には、武田信玄が弘治3年(1588)、浅間神社神主にあてた社勤条目の中に初めて「御幸」という記載が登場しているということです。
 おみゆきさんは当時、「夏御幸」「冬御幸」の年2回行われてた格式10万石の行列(江戸時代の記録)だといわれていましたが、明治に入り「冬御幸」が取り止めとなり、明治7年からは「夏御幸」も一宮のみでの実施となりました。
 一宮浅間神社の祭神である、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)という女神を驚かせないようにと、いつからか神輿の担ぎ手は、紅・おしろいに長じゅばん、花笠、たすきがけ、白い足袋という女性の格好で神輿を担ぐようになりました。
 近年になり、江戸時代の三社での水防祈願の再現を目的に、平成15年に三神社が竜王・三社神社に集結する三社みゆきが実現、三社揃っての「おみゆきさん」の復活となりました。
 現在、三神社による堤での神輿渡御、竜王地内での竜王神輿の渡御、三社神社においての神事、堤における川除祭が行われています。

■開催日 2019年4月15日
■開催場所 甲斐市 信玄堤公園周辺

おみゆきさん

お問合せ先

名称

甲斐市商工観光課

電話番号

055-278-1708

記載されている情報は、2019年5月7日現在のものです。
記載内容は予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。
最新の情報は、各施設などに直接お問合せください。

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