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更新日:2017年3月10日

駅からぶらり歩いて、春を探す旅

ぽかぽか陽気が気持ち良い春は、のんびり散策するのに絶好の季節です。山梨県内の駅から歩いて行ける周辺には、桜の名所となっているお寺や神社などスポットがいっぱい!駅に設置されているフットパスマップを片手に、身近な春を見つけにでかけてみませんか。

フットパスマップ

フットパスマップ

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塩山駅

塩山駅は、美しい山や渓谷があり、ぶどうや桃の果樹園が広がる甲州市塩山にあります。大弛峠や大菩薩峠などの登山の玄関口にもなっており、それぞれバスも運行されています。駅の北口には、江戸時代に幕府に収める薬草「甘草」を栽培していた甲州民家「甘草屋敷」があり、一般公開されています。

慈雲寺のイトザクラ

JR中央本線塩山駅から徒歩30分/バス10分

塩山の桜の名所の一つ、ウバヒガンザクラの変種で、その樹齢は300年といわれています。木から糸のように枝を垂らすことからイトザクラと呼ばれ、春にはその枝にピンク色の花が咲き誇ります。満開直前にはピンク色が濃さを増し、一層華やかな美しさになります。夜はライトアップされ、さらに幻想的です。

石和温泉駅

50年以上前にぶどう畑の中から湧き出したという温泉が楽しめる石和温泉郷の最寄り駅です。大菩薩連峰や南アルプス、富士山などの美しい山々を望むことができる町には、温泉をゆったりと楽しめる宿が100軒以上あります。駅の南口には誰でも気軽に楽しめる足湯があり、多くの観光客らがゆったりと旅の疲れを癒しています。

山梨岡神社の藤、桜

JR中央本線石和温泉駅から徒歩20分

やまなしという地名発祥の地として知られる(諸説あります)神社の境内には、独特の樹形の藤の木があります。60cmもの美しい花が下がる藤棚だけでなく、隣にある杉の木に絡みつきながら空に向かって立ち上がった木が、4月下旬から5月上旬にかけて紫色の花の塔になります。その姿は迫力満点で、独特の美しさを放っています。3月下旬から4月上旬には桜の花も楽しめます。

甲府駅

山梨県の県庁所在地であり、甲府市の玄関口です。駅は甲府城の内城部分に位置していて、駅構内からも当時の石垣などを見ることができ、南口では武田信玄公の像が降り立つ人を出迎えています。毎年、信玄公の命日の4月には、舞鶴城公園と甲府駅南口から真っすぐ伸びる平和通りを舞台に戦国絵巻を繰り広げる「信玄公祭り」が開かれ、全国から訪れる多くの観光客でにぎわいます。

武田神社の桜

JR中央本線甲府駅から徒歩30分/バス10分

武田信虎、信玄、勝頼の三代が居住した館跡に建てられた武田神社の境内では、毎年3月下旬から4月上旬にかけて桜が華やかに咲き誇ります。甲府駅から武田神社までは約2㎞にわたって桜並木が続き、桜の季節には花を眺めながら神社までのんびりと歩く人々の姿が多く見られます。

金櫻神社のうこん桜

JR中央本線甲府駅からバス40分

本殿脇にある「鬱金の桜」は、古くから民謡に唄われている「金の成る木の金櫻」として崇められています。毎年4月下旬から5月上旬にかけて淡い黄金色の花が満開になり、この季節に櫻を拝み水晶のお守りをうけると、一生金運に恵まれ、厄難解除のご神徳をうけられるといわれています。

市川大門駅

花火と和紙の里である市川三郷町にあるJR身延線の駅です。市川大門の花火は、江戸時代には日本三大花火に数えられ、現在は毎年8月7日に「神明の花火大会」が開かれています。駅から500mほどのところで、笛吹川と釜無川がしばらく平行して流れてから合流し、日本三大急流の富士川となります。江戸時代から約300年間、交通と経済の大動脈であった「富士川舟運」があり、多くの人や物資が運ばれていました。

宝寿院の桜

JR身延線市川大門駅から徒歩15分

境内に樹齢200年の見事なしだれ桜があります。初代のしだれ桜は夢窓国師が手植えしたと伝えられていて、現在は六代目になります。毎年3月下旬から4月上旬に見頃を迎える桜は、夏の夜空に打ち上げられた花火のような美しさを誇ります。しだれ桜以外にもソメイヨシノやヒガンザクラなども楽しめます。

河口湖駅

世界文化遺産の富士山や、その構成資産である富士五湖の一つ河口湖の最寄り駅です。駅からは富士山五合目行きの富士山登山バスや、河口湖をはじめ、西湖や精進湖、本栖湖などの周遊、富岳風穴や忍野八海行きなどの様々なバス路線があり、国内外を問わず多くの観光客が降り立ちます。

冨士御室浅間神社の桜

富士急行線河口湖駅から徒歩30分/バス10分

霊峰富士を南に仰ぎ、河口湖畔に鎮座する冨士御室浅間神社は、武田信玄公祈願所として富士山最古の神社です。桜の季節になると約200本のソメイヨシノが咲き誇り、参道は桜のトンネルとなって境内を鮮やかに彩ります。毎年4月29日には武田流流鏑馬神事が行われ、桜が咲き誇る中で人馬が妙技を披露し、河口湖に春の訪れを知らせます。

信玄公祭り

桜の季節に繰り広げられる一大戦国絵巻

桜の咲き誇る4月上旬、甲府市では毎年、戦国の名将武田信玄の出陣を再現する世界最大級の武者行列「信玄公祭り」が開かれます。1,000人を超える軍勢が舞鶴城公園に集結し、出陣の儀式を行った後、甲府駅前の平和通りを威風堂々と進軍します。2017年の武田信玄公役は、大月市出身で日本テレビ「笑点」でお馴染みの落語家・三遊亭小遊三師匠。山本勘助役には林家三平師匠、特別ゲストに林家木久扇師匠も登場します。どの会場も甲府駅からすぐなので、歩いて楽しめます。

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