第11回おもてなしのやまなし県民大会開催結果

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第11回おもてなしのやまなし県民大会開催結果

県民総参加での「おもてなし」について理解と関心を深めていただくため、今年度も、令和4年1月31日月曜日に、第11回おもてなしのやまなし県民大会を開催しました。

今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、オンラインと会場でのハイブリッド開催となりました。

会場では、感染防止対策を講じながら、知事表彰受賞者の方やおもてなし観光人材育成支援事業の成果発表者に御来場いただき、オンラインでは山梨県議会議員の皆さまをはじめ、観光関連団体や観光事業者の方々、市町村や一般の県民の皆さまなど、おもてなしの取り組みに関わる方々に御参加いただきました。

開会式

開会のことば

おもてなしのやまなし県民大会実行委員長 仲田道弘(公益社団法人やまなし観光推進機構理事長)

実行委員長

あいさつ

山梨県知事代理 赤岡重人 観光文化部長

観光文化部長挨拶

 

山梨県議会 桜本広樹 議長

議長挨拶

令和3年度おもてなしのやまなし知事表彰

「おもてなしのやまなし知事表彰」とは、平成23年に制定された「おもてなしのやまなし観光振興条例」に基づいて、優れたおもてなしを実践している県民の皆様や事業者の皆様を表彰する制度です。

第10回目となった今回は、県民表彰と事業者表彰、計10組の皆さんに、赤岡重人観光文化部長から表彰状と表彰楯が贈られました。

県民表彰

しだれ桜を守る会(山梨市)

平成30年度から、市指定の天然記念物であり、毎年多くの人が訪れる牧丘地区の「乙ヶ妻のしだれ桜」を、保護・育成する活動を行っている。保護・育成のために、年間5回の草刈りや肥料散布を実施しているほか、しだれ桜を多くの人に楽しんでもらうために遊歩道の整備、案内板の設置、道案内、ライトアップを実施している。市民自らが地域の観光資源をより多くの方に楽しんでもらうよう工夫し、他の模範となる活動を行っている。

櫛形山を愛する会(南アルプス市)

平成8年から、櫛形山を中心として、環境保全活動に取り組んでいる。近年では、激減したアヤメの復活を目的とした鹿除けネット柵の設置や点検、修繕などの維持管理作業のほか、希少種保護のパトロール活動や植物観察会を開催している。同会の活動により、登山者がアヤメと眺望を楽しむことができるようになっていることから、山岳観光の振興に貢献している。

甲斐和太鼓衆信玄太鼓保存会(甲斐市)

昭和56年から、甲斐和太鼓の伝統文化を継承し、長年にわたり活動している。市内の三大祭りにおいて会場を盛り上げる演奏を繰り広げ、観客を魅了し、和太鼓の魅力を伝えている。また、県外や国外においてもイベントの出演や演奏など、和太鼓の魅力を広く周知していることから、他の模範となる活動を行っている。

御坂クラブ(笛吹市)

昭和36年から、御坂町の住民有志により町内の花植え活動に取り組んでいる。山林などへの植樹や、御坂峠の桜の手入れ、沿道への花植などを中心に、地元住民や地域外から訪れる人に楽しんでもらおうと半世紀以上にわたり活動していることから、地域の魅力づくりにおいて他の模範となっている。

甲州市立塩山北中学校

30年以上前から、慈雲寺や国道411号線などの地域の清掃活動に取り組んでいる。地域への来訪者が気持ちよく過ごしてもらえるよう、毎年4月に「クリーンアップ作戦」を継続している。また、今年の「山梨県ボーカルアンサンブルコンテスト」での最高賞受賞及び全国大会出場を機に、市役所にて県内外から訪れた人々に歌声を披露し、地域の魅力づくりに貢献している。

神明の花火倶楽部(市川三郷町)

平成20年から、町内中学校等の校外学習の一環で、花火資料館の見学を実施し、花火の歴史を伝える教育的な施設として活動している。「わくわく花火スクール」を開講し、町内外に花火の楽しさや遊び方を指導するほか、NHKの「ドキュメント72時間」で全国に向けて花火の魅力を発信した。町の観光情報発信拠点及び教育的施設としての活動は、花火の伝統継承と観光振興に貢献している。

丹波山村立丹波小学校

昭和54年から、300年続く地域の伝統である「ささら獅子舞」を学習し、地域住民や観光客に子ども獅子を披露するほか、昨年から、児童自ら育てた花を村の温泉施設や公共施設に配る「花いっぱい運動」を行っている。今年度は小中合同運動会において、文化財保存会の方々の協力をいただき、自分たちでアレンジした「ささら獅子舞」を発表し、独自の視点から伝統文化の継承に貢献している。

事業者表彰

株式会社下部ホテル(身延町)

令和元年から、同社が主体となって「南山梨ツアーズ合同会社」を設立。地域活性化の中核企業として、静岡県と繋がる国道の清掃ボランティア活動に取り組むほか、観光地域づくりのために地域を巻き込んだ活動に積極的に取り組んでいる。これらの活動が他の地域の模範となっており、県のおもてなしの推進に貢献している。

株式会社常磐ホテル(甲府市)

昭和11年に同社が中心となり、地域の整備や観光地化を促進するため、現在の湯村温泉旅館協同組合を創設した。令和2年6月に日本遺産に登録された昇仙峡と連携し、地域の再生・高付加価値化推進事業に主体的に取り組んでいる。これらの活動が他の地域の模範となっており、県のおもてなしの推進に貢献している。

株式会社富士レークホテル(富士河口湖町)

昭和7年からおもてなしの心とともに歩み、平成11年からは人に優しいユニバーサルホテルを目指してきた。現在は23室のユニバーサル室を設置し、貸切風呂や食事会場などをバリアフリー化するとともに、きざみ食などの展開食やアレルギーの要望に可能な限り応えている。これらの活動内容は他の模範となっており、県のおもてなしの推進に貢献している。

 

会場内に受賞者の皆様の活動内容を展示したほか、表彰式終了後にはスクリーンで活動内容を紹介させていただきました。

R3表彰者活動紹介

 

おもてなしのやまなし知事表彰者一覧と取組のご紹介はこちらをご覧ください。

講演「やまなしおもてなしアドバイザー高野登氏」

「アフターコロナに向けて輝く地域のホスピタリティ ~山梨のおもてなしを、次なる高みへと進化させるために~」

やまなしおもてなしアドバイザーの高野さんを講師に、今年はリモートでの講演を行いました。

R3講演

おもてなし観光人材育成支援事業 成果発表

令和3年度の本県事業である「新しい生活様式に対応したおもてなし観光人材育成支援事業」の活動成果について、2地域の代表者から発表がありました。

山中湖観光協会

山中湖観光協会発表

北杜市観光協会

 北杜市観光協会発表