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更新日:2021年7月28日
「甲斐の国 日帰り富嶽21名山」と題して行うトレッキングツアー、初めてのトレッキングツアーだと知らないことばかり。こんなことあんなこと、事前に知っておきたいちょっとしたことなど、今回、ガイドをしていただく杉本さんに櫛形山の魅力について聞いてみました。
櫛形山は甲府盆地の西側に位置し、和櫛を伏せたような大らかな山容をしている。標高は2,052メートル。タムラソウ・ヤナギランなど、高山、亜高山に咲く多くの草花と出会うことのできる「花の山」として知られています。また途中の林道からは富士山や白根三山を眺望することができます。山梨百名山の一つ。
【標高】2,052m
【特徴】タムラソウ、ヤナギランなど、高山、亜高山に咲く多くの草花が見られる「花の山」として知られる
裸山、アヤメ平周辺で7月中旬に咲くアヤメ
【眺望】富士山、白根山三山など
(参考:南アルプス市(外部リンク) 南アルプス市観光協会(外部リンク) 富士川町(外部リンク))
そうですね、標高だけ聞くと一番高いピークの奥仙重が2052mということで、2000mを越えているため「大変な山」なのでは、と思ってしまうかと思います。今回は、見晴らし平からあるき始めて、2時間ほどでアヤメ平に着きます。大変な登りは、基本的にそこだけで、その後は、なだらからなアップダウンを楽しみながら、標高2000m弱の稜線歩きを楽しむ感じになります。
ポイントは、たくさんあります! まずはお花ですね。例年7月中旬ころからあやめがきれいに咲き誇ります。近年は鹿に食べられ、数は減ってきていますが、それでもアヤメ平、裸山周辺ではまだまだきれいなアヤメを見ることができます。また、櫛形山は基本的に樹林他の中を歩く山なので、展望が開けているわけではありません。しかし、裸山というピークからはなんとに富士山、北西に白根三山を眺めることができ、展望も楽しめる山です。標高一位の富士山、二位、三位の北岳、間ノ岳(あいのだけ)に挟まれるなんてなかなかできない経験です!(笑)
櫛形山は、アヤメ平に仮設トイレ、ゴール地点の池の茶屋登山口にトイレがあります。
※山にもよりますが基本的にはないとお考え下さい。山小屋などがあれば貸してくれたりする場合もありますが(有料です)、基本的にはご自身でトイレットペーパーや携帯トイレをご持参いただき、緊急の際に備えるという形になります。勿論、使用したペーパーは持ち帰りになりますので、ゴミ袋やジップロックなどもあると良いですね。
最初にお伝えした通り今回の櫛形山は、最初の二時間でグッと登ったら、あとはなだらかな樹林帯を歩くイメージです。ですので、そんなに気負うことなく、はじめの登りで疲れすぎないようにだけ心がけて登っていけば大丈夫だと思います。
高山病とか大丈夫でしょうか?今回ツアーで登る山は【甲斐の国日帰り富嶽21名山】の中から選ぶのですが、どの山も無理なく日帰りで登れる山になります。私もゆっくり歩くことを心がけますので、安心してください。
18L~25Lくらいでいいと思います。日帰りなので、それほど大きいものでなくて問題ないと思います。無駄なものを入れない、上手にパッキングするといった準備もトレッキングの一つですね。
行動食は、基本的にコンパクトでご自身の好きなものであれば、良いと思います。
参考までに、甘いものとしょっぱいものを組み合わせたりするといいと思います。汗をかくことで体から塩分がでていきますし、また、糖分がないとパワーが出ず、シャリバテになってしまいます。
甘いもの:チョコ、アメ、ヨウカン、キャラメル、かりんとうなど
しょっぱいもの:柿ピー、ミックスナッツ、小さなおせんべいなど。
その他、ドライフルーツなどもおすすめです。
甲斐の国 日帰り富嶽21名山【櫛形山】