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更新日:2022年6月7日
さくらんぼや、もも、ぶどうなど、その収穫量が全国でも常に上位にランクインする「フルーツ王国」山梨県。主なフルーツ栽培の舞台は、県北西部に位置する御勅使川(みだいがわ)扇状地と笛吹川東部地域となっており、それらの地域では古くは江戸時代から脈々と続くフルーツ栽培の歴史があります。ここではそんな山梨県における果樹フルーツ栽培の歴史と、「フルーツ王国」と呼ばれる理由についてご紹介していきます!
目次
6月に旬を迎えるさくらんぼ
山梨県で作られるフルーツが美味しいのには、ワケがあります。その理由は主に3つ!
(1)年間の日照時間が日本一!
太陽の光をたくさん浴びることで、フルーツの甘味の元となるでんぷんが盛んに作られます。
(2)「昼と夜」との寒暖差が大きい
日中に作られたでんぷんは、夜の気温が低いことで無駄に消費されることなくフルーツの中に糖度として蓄えられていきます。
(3)年間の降水量が少ない
雨が降らないことで病気にかかるリスクが減り、また土壌の養分が流されずに吸収率が上がります。
『甲斐叢記(かいそうき)』という江戸時代の書物には「甲州(甲斐)八珍果」と呼ばれる桃、ぶどう、梨、くり、柿、りんご、ザクロ、銀杏またはクルミなどの品が甲州街道を経由し献上品として江戸に運ばれていたことが記されています。気候や地形の恩恵を受けた良質なくだものが山梨県を代表する品物であったことがわかります。
明治時代以降は製糸産業の台頭によって養蚕業が衰退。戦後の食文化の変化などもあり、それまで多くの面積を占めてきた桑畑は次々と果樹園へと変容を遂げていきました。京浜地域への輸送面でも利便性の高い地域であったこともあり、今では、山梨県全体のぶどう・もも・すももの生産量は全国一!山梨県はこうして「フルーツ王国」となることができたのです。
南アルプス市の田園風景。昔は乾燥地帯でした
山梨県北西部、御勅使川扇状地に位置する南アルプス市は山梨県のフルーツ生産の大部分を支えています。しかし本来は御勅使川の運ぶ砂礫(れき)を多く含む透水性の大きい土壌。現在のようにスプリンクラーが整備されるまでは「月夜でも焼ける」とまで言われるほど、水の獲得に苦労した国内でも有数の乾燥地帯でした。
ではそんな乾燥地帯がどうしてフルーツの一大産地となることができたのか。そこには灌漑用水路である「徳島堰」(とくしませぎ)が深く関わっているのです。
「月夜でも焼ける」とまで言われたかつての南アルプス市を潤すべく立ち上がった大規模プロジェクトが「徳島堰(とうしませぎ)」の通水でした
徳島堰
徳島堰は韮崎市上円井の釜無川から取水し、南アルプス市曲輪田新田まで伸びる約17kmのかんがい用水路です。寛文5年(1665)、江戸深川の町人徳嶋兵左衛門が甲府藩の許可を得て工事に着手し、寛文7年には曲輪田の大輪沢(堰尻川)まで通水したと伝わっています。それから昭和40年代に釜無川右岸土地改良事業でコンクリートされ、スプリンクラー網も整備。開削から300年の間に大雨による埋没など度重なる逆境を乗り越え現在の形になったのです。この徳島堰の通水によって南アルプス市地域のフルーツをはじめとする農産業は飛躍的に発展。「フルーツ王国」山梨県の果樹栽培を支えているのはこの徳島堰といっても過言ではないのです!
今では当然のようにフルーツ栽培が行われていますが、こうした先人たちの熱意と不屈の取り組みによって「フルーツ王国」の礎が築かれたのかを改めて感じることができますね!
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