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更新日:2024年3月15日
山梨県身延町にある宿坊『覚林坊』が、2024年度ジャパントラベルアワードのインバウンド部門賞を受賞されました。
魅力的な観光体験を提供している覚林坊を紹介します。
受賞の吉報を聞きつけ、代表取締役の樋口純子さんにお話を伺いました。
人に勧められたことがきっかけで、さらなるステップアップを目指すために挑戦。
たくさんのエントリー団体があった中(他部門も含めて全163団体)、見事インバウンド部門の受賞に至りました。
本質的な形で宿坊体験を提供しつつも、外国人により添い、心から楽しめる体験を構築されていることが評価されました。
インタビューの様子
覚林坊を訪れる外国人観光客は、身延山をお散歩したり、山歩きをしたり、読書をしたりと、ゆったりした時間を過ごす方が多いそうです。
近年、観光地には国内外から多くの観光客が訪れ、コロナ禍が終息しつつある今、その傾向が戻りつつあります。賑わう観光地を楽しむ一方で、心身ともに疲れてしまう。そんな旅の間に、日本の伝統的な日常を楽しみながら、リラックスし普段の自分を取り戻せる。覚林坊はそんな素敵な場所になっているようです。
家族で着物体験を楽しむインバウンド観光客の方々
好みや宗教信仰に配慮しつつも、「おてらんち」をはじめとする食事は、地物を使った精進料理を提供。外国人観光客に人気な着物体験の衣装は、化学繊維で作られたものではなく伝統的な生地で作られたものを使う。「本物」を提供することを心掛けているとのこと。
ホテルや旅館ではなく、あえて「宿坊」を選んでいる理由。そこには、若干の不便があったとしても日本の伝統的な文化を体感したい、という思いがあるはずです。
あくまでお寺。こびるようなことはしないが、訪れる方と面と向かってコミュニケーションをとる。本物の体験を提供することが、宿泊される方の満足に繋がっています。
地物を使った精進料理「おてらんち」
時代と共に変わっていくこともありますが、そこには確かに「世界に誇れる伝統的な文化」が感じられました。伝統的な文化を残しながら、時代に合わせて進化していく覚林坊と身延山から目が離せません。
今回インタビューに答えてくださった、株式会社鶴林精舎代表取締役の樋口さん
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