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更新日:2025年10月16日
富士山の麓、織物のまちとして千年以上の歴史をもつ山梨県富士吉田市。
この地を舞台に、テキスタイルとアートが出会う日本で唯一の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK」は、伝統産業の継承と地域の活性化を目的に2021年に始まりました。
2025年のテーマは「織り目に流れるもの」。 布の表面に見える織り目の奥に潜む、歴史や記憶、土地の気配など、目には見えない“流れ”にに光があてられます。織物という素材を通して、その文化や背景にある深い物語を探る試みです。
地域全域を舞台とした芸術祭ならではの、街歩きをしながら楽しめる「見どころスポット」や「体験・参加型の企画」、さらに、併せて楽しみたい周辺スポットなどをご紹介します。
織物の産地ならではの「布の芸術祭」。
今年は国内外から約30組のアーティストが参加し、織物工場や倉庫、商店街の建物などが展示会場として生まれ変わります。
街を歩きながら、富士吉田の産業や文化の歴史に触れることができます。
総合案内所入り口は、織機の部品などを扱った商社「山叶産業」の旧社屋(2023年)撮影|吉田周平
かつて多くの織物問屋が軒を連ねていた「絹屋町」(2023年) 撮影|吉田周平
オランダのテキスタイルデザイナーの作品を展示した本町二丁目交差点の角にあるカフェ「FabCafe Fuji」(2023年)撮影|吉田周平
FTW2023アート展より_Nelly Agassi《mountain wishes come true》 撮影|顧剣亨
FTW2022アート展より_Sigrid Calon《Details of Every Day Gold》撮影|吉田周平
FTW2021アート展より_西尾美也《裏地 / 裏富士》撮影|吉田周平
アートに馴染みのない方や、テキスタイルを初めて知る方でも楽しめるよう、今年も多彩な企画が用意されています。
機屋とデザイナーのコラボ商品が並ぶ「ミュージアムショップ」や、子どもも大人も一緒に楽しめる「特別ガイド冊子」、スタンプラリー、フォトツアーなど、誰もが気軽に参加できる内容となっています。
テキスタイル雑貨が購入できるミュージアムショップを設置(2023年)撮影|吉田周平
子ども向けのワークショップの展示の様子(2023年)撮影|吉田周平
会場周辺には、富士吉田らしい魅力が詰まったお店やカフェが点在しています。 昔ながらの商店街の風情が残る道を歩けば、富士山を望むフォトスポットや、地元の織物製品や雑貨を扱うお店にも出会えます。 散策の合間に、ひと息つけるお気に入りの場所を見つけてみてください。
会場エリア内の橋から望む富士山(2023年) 撮影|吉田周平
かつて豆腐屋だった店舗を改装して作られたコーヒーとお菓子のお店「FUUTO」
富士山麓のワイルドアロマブランドのお店「noi」
イベント情報
『FUJI TEXTILE WEEK 2025』
[会期] 2025年11⽉22⽇(⼟)〜12⽉14⽇(⽇)*11月25日(⽕)、12月1日(⽉)、12月8日(⽉)は休館
[会場] ⼭梨県富⼠吉⽥市下吉⽥本町通り周辺地域
[チケット] 〔前売り〕一般 2,000円 学生1,500円〔当日券〕一般 2,500円 学生2,000円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上の方、および心身に障がいのある方および付添者1名は無料
※富士吉田市民は無料 チケットの詳細・お求めは公式HP、公式チケットサイトArtSticker、また、Peatix、アソビュー!にてご案内しています。
▼公式HP
https://fujitextileweek.com(外部リンク)
▼公式SNS
Instagram:@fujitextileweek(外部リンク)
主催 ⼭梨県富⼠吉⽥市
企画運営 FUJI TEXTILE WEEK 実⾏委員会
お問い合わせ FUJI TEXTILE WEEK 事務局 E-mail:info@fujitextileweek.com