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更新日:2023年2月7日
山梨は富士山や南アルプス、八ヶ岳など、高峰に囲まれた日本を代表する山岳県。
良質なミネラルウォーターの産地として有名であり、その生産量は日本一を誇ります。
「名水の里」として知られる山梨は、県内に複数の湧水地や水源を有しているため、様々な味わいの名酒が生まれるのです。
今回は、この冬オススメの日本酒と蔵開きのイベントをご紹介!
冬の美味しい日本酒を味わいましょう。
日本酒は製造におよそ60日間かかります。バランス良く発酵させ、雑菌の繁殖を防ぐため、12月から2月頃の1年で一番寒い時期に仕込まれることが多く、この時期に仕込まれるお酒を「寒仕込み」と呼びます。
江戸時代には、米を無駄にしないため、一番効率的に作れる冬(寒仕込み)以外の酒造りは禁止されていたそうです!
現在は、技術が進歩したため1年を通して日本酒が造られていますが、歴史に思いをはせながら、寒い時期の日本酒を味わってみませんか?
山梨銘醸外観
南アルプスを望む、名水の地・白州。白州を流れる尾白川は、その昔尾の白い神馬が住んでいたという言い伝えが名前の由来ともいわれています。
七賢などで知られる山梨銘醸株式会社は、この水を利用し、約300年日本酒を造り続けています。
絹の味 純米大吟醸
この冬オススメの一本は「絹の味 純米大吟醸」。
料理を引き立てる、食卓向けの大吟醸(精米歩合が小さく、すっきりとした味わいの日本酒のこと)。
柔らかな口当たりと上品な華やかさで食事によく合う一本です。日常の食卓など、普段づかいで是非お飲みください。
谷櫻酒造外観
豊かな自然に恵まれた八ヶ岳の地で、古くから酒造りにいそしむ蔵元のひとつ、谷櫻酒造。
嘉永元年(1848年)、小さなお神酒(みき)酒屋として酒造りをはじめ、現代においても手造りによる伝統製法を守り続けている酒蔵です。
活性清酒 のんだ甲斐
この冬オススメの一本は「谷櫻 活性清酒 のんだ甲斐」。
もろみを粗くこし、熱処理せずに生のままビン詰めした辛口のにごり酒です。酵母がビンの中で生きているため、ビン内で微発酵をしているそうです。
口当たりはやや甘めで、シュワシュワとしたのどごしを楽しめます。
笹一酒造外観
日本酒の意で使われた「笹」の字と、日本一の富士山の「一」の字で最高の日本酒を醸造したいという思いが込められている笹一酒造。
創業時より富士の天然水と山梨で栽培されたお米でお酒を造っております。
笹一初しぼり生
この冬オススメの一本は「笹一初しぼり生」。
笹一の蔵で一番最初に仕込んで一番最初にしぼられるこの時期だけのフレッシュな限定の生原酒です。
口に含むと、新酒の爽やかな香りが穏やかに広がり、凪いで、すーっと溶けて流れていく、まるで淡雪のような綺麗なお酒です。
寒い時期に美味しい日本酒をより楽しむことができるイベントが蔵開きです。普段は見ることのできない蔵の中に入って、お酒を造っている工程を見学したり、発酵中のもろみの甘い香りを堪能したり、日本酒を知りもっと好きになること間違いなし!
ここ数年間は開催されていなかった蔵開きイベントですが、今年(2023年)は数年ぶりに開催する酒造さんも多いそうです!
今年は、実際に酒蔵に行ってみませんか?
山梨の日本酒について詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。