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更新日:2023年5月10日

山梨のさくらんぼを食べよう!品種と特徴をご紹介!

豊かな自然の中で丁寧に作られる山梨県産さくらんぼは、美しい光沢とみずみずしさから県内外で高い評価を受けています。最盛期になれば多くの観光客が「さくらんぼ狩り」に訪れる様子は、フルーツ王国山梨ならではの風物詩の一つとも言えるでしょう。
ところで、一口に「山梨県産さくらんぼ」と言ってもその品種は「高砂」「佐藤錦」本県オリジナル品種の「富士あかね」や「甲斐ルビー」などいくつもあるということはご存知でしょうか?
ここでは山梨で主に作られているさくらんぼの品種と特徴についてご紹介!ちょっとだけさくらんぼに詳しくなって、一味違った楽しみを見つけてみてください!
(画像出典:山梨県果樹試験場)

山梨県オリジナル品種第一号!「富士あかね」

さくらんぼ紹介-富士あかね
富士あかね

富士あかねは山梨県で育成されたオリジナル品種の第一号!

「高砂」と「佐藤錦」の交雑で選抜された品種で、それらの品種に比べ軸が長い特徴があります。

収穫時期は6月初旬から中旬。

紅色の果皮で糖度の高い佐藤錦と高砂の程よい酸味をハイブリッドした濃厚な味わいです!

早生の山梨県オリジナル品種「甲斐ルビー」

さくらんぼ紹介-甲斐ルビー
甲斐ルビー

「甲斐ルビー」は大玉で着色の良い「紅てまり」と極早生品種の「豊錦」の交雑で育成された、2015年に品種登録されたばかりの極早生のオリジナル品種です!

収穫時期は山梨県内で最も早い5月下旬頃で、完熟時にはまるで宝石のルビーのような濃い赤色に着色。

非常に高い糖度と、ほどよい酸味とのバランスが抜群の人気品種です。

アメリカ生まれの「高砂」

さくらんぼ紹介-高砂
高砂

高砂(たかさご)の原名は「ロックポートピガロー(Rockport Bigarreau)」といい、1842年アメリカで誕生。

1872年に日本に導入され、後の品種名称一定協議会において「高砂」という名称に決まりました。

暖地での栽培に向くことから山梨県でも主力品種の一つとなっています。

収穫時期は6月初旬から中旬。乳白色で果汁の多い果実で、酸味と甘さのバランスが程よい人気種です!

日本ではトップシェアの「佐藤錦」

さくらんぼ紹介-佐藤錦
佐藤錦

佐藤錦(さとうにしき)の名称は、1912年に山形県の佐藤栄助氏が育成したことに由来。

収穫時期は6月上旬から。

鮮やかな紅色の果皮で酸味はほとんどなく、みずみずしく糖度の高い果汁をたっぷりと含んでいる人気品種!

その品質の高さと収量の多さから国内ではトップシェアのサクランボとなっています。

美味しいサクランボの色や形

ここまでご紹介したいずれの品種でも、美味しいサクランボの見分け方はほとんど共通しています。

まず大玉で軸の太いものがおすすめ。栄養が十分に行き届いているという目安となるので、ぜひ注目してみてください!また色はできるだけ赤みの濃いものを選ぶと良いでしょう。赤みはしっかりと太陽の光が当たっている証拠です!サクランボの種類や特徴を知った上で、ぜひ参考にしてみてください!

さくらんぼ狩り農園について

山梨県内のさくらんぼは、5月はハウス栽培、6月は露地栽培になります。
県内でさくらんぼの生産量が多い南アルプス市では、ハウスのさくらんぼ狩りは2023年5月14日まで楽しめます。
詳細は、下記サイトよりご確認ください。

山梨県内のさくらんぼ狩り農園の検索は、「フルーツ王国やまなし 観光果実園ネット」をご覧ください。

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