富士山世界遺産周遊バスの旅（ふじさんせかいいさんしゅうゆうばすのたび）

御師住宅

御師は、富士講信者が登拝を行うのに当たり、宿や食事を提供するなど一切の世話をするとともに、日常は富士山信仰の布教活動と祈祷を行うことを業としました。御師屋敷の多くは短冊状をなし、表通りに面して導入路を設け、敷地を流れる水路の奥に住宅兼宿坊の建物が建てられています。写真は旧外川家住宅です。
（見学所要時間　30～60分）

北口本宮冨士浅間神社

浅間大神(あさまのおおかみ)が祀られていた遙拝所を起源とし、1480年には「富士山」の鳥居が建立され、16世紀半ばには浅間神社の社殿が整っていました。富士講とのつながりが強く、1730年代に富士講の指導者である村上光清(むらかみこうせい)の寄進によって建造物群の修復工事が行われ、現在にみる境内の景観の礎が形成されました。
富士山信仰の歴史に基づいた伝統ある吉田口登山道の起点でもあります。
（見学所要時間　30～60分）

中ノ茶屋

吉田口登山道で北口本宮冨士浅間神社を出発し、最初の休み処。
周辺には、たくさんの登山碑が並んでいます。また、フジザクラが群生しており、開花は5月上旬です。
（休憩・見学所要時間　30～60分）
ちなみに、中ノ茶屋から富士スバルライン五合目までは徒歩で4時間30分。富士スバルライン五合目から富士山駅行きバスもあります。

船津胎内樹型

1617年に長谷川角行が富士登拝した際、北麓に洞穴(船津胎内樹型指定範囲内に点在する小規模な溶岩樹型のひとつと考えられる) を発見し、浅間大神を祀りました。富士講信者によって、1673年には現在の船津胎内樹型が発見され、1892年には新たな「御胎内(おたいない)」として吉田胎内樹型が整備されました。洞内には木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られています。
（見学所要時間　60～90分）

富士ビジターセンター

富士スバルライン入口にあり、富士山と富士五湖の自然や文化を、各展示コーナーや検索パソコンを使って易しく学べる施設です。
平成25年6月に世界遺産登録された「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」の唯一の常設展示施設となります。
大型スクリーンにて10分間の富士山のミニ映画を、日・英・中・韓で上映いたます。
また周辺地域及び県内の観光案内所としてもご利用できます。
展望レストランでの軽食や、売店でのショッピングもお楽しみ下さい。
（休憩・見学所要時間　60～90分）