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更新日:2026年4月16日
山梨県の郷土料理といえば、「ほうとう」。山梨県民のソウルフードであり、観光で訪れた際にも、ぜひ味わいたいグルメです。太めの平打ち麺を、味噌味の汁で煮込んだもので、定番のかぼちゃをはじめ、野菜をたっぷり入れるので、栄養満点で体が温まること間違いなし。とても体に優しい鍋料理です。県内では各家庭で食べられるので、その家によって味が異なります。
今回は、甲府、勝沼、富士五湖、富士川の各地で味わえるほうとうのお店をご紹介。そのお店ごとにこだわりの味があり、食べ比べが楽しめます。

「ほうとう」は山梨を代表する郷土料理。小麦粉を練った平打ち麺に、かぼちゃや芋類、きのこ、季節の野菜、肉などの具材を加えて、味噌仕立ての汁で煮込む素朴な料理です。古くは戦国武将、武田信玄が陣中食にしていたとも伝えられてきました。
家庭では大鍋で作ることが多いですが、お店では1人分ずつ鉄鍋で提供されるのが一般的です。打ち粉がついたまま煮込むので、汁にとろみがつき、麺とよくからむのが特徴。麺のモチモチ食感や風味豊かな汁は一度味わうとやみつきになります。
【ほうとうの作り方】

水を入れて小麦粉を練ります

伸ばして約1cm幅に切ります

味噌をといて野菜と一緒に煮込みます
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目次
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ー 甲府市
八ヶ岳の湧水と、山梨産のシルクパウダーを麺に練り込んだ「甲斐絹宝刀(かいきぼうとう)」。山梨の地場産業である絹織物を郷土料理に活かしたほうとうです。麺につやつやとした上品な光沢があり、なめらかな食感が特徴。シルクは、必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸を含み、美容や健康面でも注目されています。甲州地鶏とたっぷりの野菜、甲州味噌で味付けされたほうとうを、ホテル内の落ち着いた雰囲気のレストランで味わえます。

甲斐絹ほうとう膳2,200円は、馬刺し付きの贅沢なランチメニュー

シャトレーゼホテル談露館内のレストラン錦
シャトレーゼホテル談露館
しゃとれーぜほてるだんろかん
(所在地)甲府市丸の内1-19-16
(電話番号)055-237-1331
(営業時間)レストラン錦11:30~14:00(13:30L.O.)
(定休日)無休
(カード有無)可
(駐車場)18台
(アクセス)JR中央線甲府駅から徒歩8分/中央自動車道甲府昭和ICより30分
ー 甲府市
甲府駅南口からすぐのところにある1941年創業の老舗。昭和の風情が残る店内は、落ち着いた雰囲気で、地元はもちろん、出張ビジネスマンや観光客にも親しまれています。名物のほうとうは、注文を受けてから作るため、出来上がるまで約30分はかかります。数種類の野菜の旨みが溶け込むまで、じっくりと煮込んだ汁は素朴なおいしさ。麺は地粉を使った特注麺で、もちもちで汁がよく絡みます。また、山梨で「おざら」を始めた店としても有名。ほうとうをつけ麺で食べるもので、この店では醤油味のつけ汁でさっぱりといただけます。

老舗の名物「ほうとう」 1,280円

ゆでたほうとうの麺を冷水で冷やした「おざら」770円

馬のもつ煮870円。ほかに豚のもつ煮もある

甲府駅南口の飲食店街にある店

テーブル席のほか、小上がりもある
ちよだ
(所在地)甲府市丸の内2-4-8
(電話番号)055-222-5613
(営業時間)水・木曜11:30~13:15L.O.、18:00~21:00、金曜11:30~13:15L.O.、18:00~22:00、土・日曜水~木曜11:30~14:00L.O.、18:00~20:00(閉店時間変更あり)
(定休日)月・火曜
(カード有無)不可
(駐車場)なし
(アクセス)JR中央線甲府駅から徒歩3分/中央自動車道甲府昭和ICより20分
ー 甲府市
昇仙峡の絶景を楽しんだあとに立ち寄りたい食事処では、甲州の郷土料理伝統のほうとうが味わえます。たっぷりの野菜を煮込んで、特製味噌で仕上げる「田舎ほうとう」は、濃厚な旨み。ほかに、やはり郷土料理の鳥もつ煮、甲州秘伝のタレで焼き上げたうな重、昇仙峡の名水でしめた蕎麦などもおすすめ。ペットのわんちゃん連れが利用できる屋根付きテーブル席が庭園内に備えられています。

田舎ほうとう 1,430円

田舎ほうとうセット 1,870円は、ミニ鳥もつ煮とサラダ付き

江戸時代からの歴史ある古民家を改築

店内の柱や梁に歴史を感じつつ、くつろげる店内

庭園内にあるペット連れ専用の席
昇仙峡 甲州郷土料理 ほうとう・うなぎ わらじ
しょうせんきょう こうしゅうきょうどりょうり ほうとう うなぎ わらじ
(所在地)甲府市猪狩町393
(電話番号)055-287-2080
(営業時間)10:30~16:00L.O.
(定休日)無休
(カード有無)可
(駐車場)16台
(アクセス)JR中央本線甲府駅からバスで約50分/中央自動車道甲府昭和ICより車で約40分
(HPアドレス)https://koshu-waraji.com/(外部リンク)
ー 笛吹市
創業約二百年の歴史をもつ日本料理店がルーツというほうとう処。店内で手打ちする麺と、厳選したアゴ、カツオなど数種のだしで作るほうとうは、下ごしらえの状態で提供され、テーブルで仕上げる仕組み。自分でたっぷりの野菜やほうとうを鍋に入れて仕上げる体験ができます(閑散期はスタッフが目の前で仕上げてくれる場合もあり)。まずはそのままの汁でだしの旨みを味わい、次に甲州味噌を加えて自分好みの味を作りましょう。ごまの風味が生きたごまどうふ、地元で受け継がれた製法で芋から作る手作りさしみこんにゃくが付いたセットメニューがおすすめ。


手打ちほうとうはこの状態で提供され、テーブルで煮込みを仕上げる

ごまどうふは、おみやげに購入可能。白ごま、黒ごま、抹茶、いちごなど

「ごまどうふ」の看板が目印

売店では、自家製商品のほか、地元グルメを取り揃えている
江戸屋商店 ほうとう処
えどやしょうてん ほうとうどころ
(所在地)笛吹市八代町奈良原272-1
(電話番号)055-265-3600
(営業時間)11:30~14:30(14:00L.O.)
(定休日)火・水曜
(カード有無)可
(駐車場)20台
(アクセス)JR中央線石和温泉駅から車で15分/中央自動車道笛吹八代スマートICより車で8分
(HPアドレス)https://www.e-edoya.com(外部リンク)
ー 甲州市
武田信玄公の菩提寺である恵林寺の隣にある食事処。一番人気は、小林牧場で育てられた甲州ワインビーフの牛すじを使ったほうとう。白味噌とカツオだしを練り込み熟成させた自家製麺に、甲州ワインビーフの牛すじの甘さが溶けた白だしスープがじっかりと絡む、この店にしかない味です。クセになる味とリピーターが続出。生麺を使うため、注文してから20分程かかります。ほかに富士桜ポーク入りや、カニ入りのほうとうもあり。

甲州ワインビーフ牛すじほうとう 1,600円

おみやげ用のオリジナルほうとう(2人前)500円

売店には、郷土料理・菓子など豊富なおみやげが揃う

建物の前に黄金の信玄公像がそびえるパワースポット

創業当初から人気の甲斐福餅。季節によりこし・梅しそ・栗のあんが登場
信玄館
しんげんやかた
(所在地)甲州市塩山小屋敷2311-1
(電話番号)0553-33-3555
(営業時間)10:00~14:00、17:00~20:00
(定休日)火・水曜
(カード有無)可
(駐車場)50台
(アクセス)JR中央線塩山駅から車で10分/中央自動車道勝沼ICより25分
ー 甲州市
自家製の味噌とだしにこだわった、風味豊かなほうとうを味わえる店。自家製味噌は、山梨県産の「あけぼの大豆」を使用、麦・米・麹をふんだんに使った香り高いコクのある甲州合わせ味噌に仕上げています。だしは天然だし。また、野菜も山梨県産をできる限り使っています。ほうとうのメニューは、野菜、きのこ、鶏肉、豚肉、特製の5種類で、どれも上品なやさしい味わい。注文後30分はかかるのでご注意を。ほかに馬刺しや鶏もつ煮などの郷土料理や、勝沼ワインも楽しめます。

大きめに切った野菜がごろごろ入った、野菜ほうとう 1,595円

山梨名物の馬刺し 1,375円

明治10年築の古民家は、登録有名文化財。待ち時間に庭を散策できる

庭を眺められる、落ち着いた店内

縁側の席で、心ほどけるひとときを
皆吉
みなき
(所在地)甲州市勝沼町等々力1372
(電話番号)0553-44-0004
(営業時間)10:00~17:00L.O.(品切れ次第終了)
(定休日)水曜、第3火曜
(カード有無)可
(駐車場)30台
(アクセス)JR中央線勝沼ぶどう郷駅、塩山駅から車で10分/中央自動車道勝沼ICより10分
(HPアドレス)https://minaki.jp(外部リンク)
ー 富士河口湖町
「黄金ほうとう」は、かぼちゃペーストを加えた秘伝の黄金味噌と、京都の老舗による無添加のだしを合わせ、新鮮野菜をたっぷり入れたこだわりの逸品。あわびの肝のペーストを加えるのもこの店ならではの隠し味です。ほうとうは豚肉入り鶏肉入りがあり、それぞれに山梨の名産品「あわびの煮貝」も入れた贅沢なものも加えた4種類。甲州名物の馬刺しや鳥もつ煮も用意しています。

黄金ほうとう(豚肉入り) 1,650円

鳥もつ煮 660円

富士山麓にある、蔵をイメージした和モダンの建物

店内はまるで富士山への参道のよう。天気がよければ、店奥は富士山ビューの席に
ほうとう蔵 歩成 河口湖店
ほうとうくら ふなり かわぐちこてん
(所在地)南都留郡富士河口湖町船津6931
(電話番号)0555-25-6180
(営業時間)11:00~21:00(20:30L.O.)(変更あり)
(定休日)無休
(カード有無)可
(駐車場)130台
(アクセス)富士急行線河口湖駅からバスで10分/中央自動車道河口湖ICより車で5分
(HPアドレス)https://www.funari.jp/(外部リンク)
ー 富士河口湖町
ほうとうのメニューはシンプルに「不動ほうとう」1種のみ。一般的なほうとうよりもコシがある自家製麺は、噛めば噛むほど小麦の風味が感じられます。味噌仕立ての汁で、たっぷりの野菜とほうとうをじっくり煮込み、素材の旨みがたっぷり。トロトロに煮込まれたかぼちゃや山菜などの甘さが口の中に広がります。途中で辛さと香りにこだわった秘伝の薬味を振りかけると、味変でさらにおいしく。ほかには、もつ煮、馬刺しなどの甲州名物、特製の黒糖炊きいなりが揃います。

不動ほうとう 1,320円

馬刺し 1,320円

河口湖の北側、大きな蔵風の建物が目印

吹き抜けの広い店内は、活気に満ちている

オリジナルの手拭い900円 ほかにオリジナルTシャツも人気
ほうとう不動 河口湖北本店
ほうとうふどう かわぐちこきたほんてん
(所在地)南都留郡富士河口湖町河口707
(電話番号)0555-76-7011
(営業時間)11:00~19:00(麺がなくなり次第終了)
(定休日)無休
(カード有無)可
(駐車場)70台
(アクセス)富士急行線河口湖駅からバスで15分/中央自動車道河口湖ICより車で15分
ー 富士河口湖町
御坂峠にある昭和9年創業の天下茶屋は、天気がよければ富士山と河口湖を一望できる絶好のロケーション。峠越えする人々の疲れを癒すために開業したというこの店では、いまでもその伝統を守り、体にやさしいほうとうを提供しています。たっぷりの野菜と自家製麺をじっくり煮込み、地味噌で仕上げたほうとう鍋は、肉を一切使わず、野菜の旨みを十分引き出したやさしい味わい。また、文豪・太宰治が滞在し、小説「富嶽百景」の舞台となったことでも知られ、2階に「太宰治文学記念室」が併設されています。

きのこほうとう鍋 1,350円

山椒みそ田楽 580円

標高1300mの御坂峠にある店。山道の途中に分店「峠の茶屋」もある

落ち着いた店内には、テーブル席のほか座敷も

「太宰治文学記念室」には滞在時に使われた机や火鉢が展示
天下茶屋
てんかちゃや
(所在地)南都留郡富士河口湖町河口2739
(電話番号)0555-76-6659
(営業時間)10:00~17:00
(定休日)無休(冬期は天候により休業あり)
(カード有無)不可
(駐車場)10台
(アクセス)富士急行線河口湖駅からバスで30分/中央自動車道河口湖ICより車で30分
※掲載情報は2026年3月時点のものです。最新情報は各店舗へ直接お問い合わせください。
この他にも、山梨県内各地にこだわりのほうとうを楽しめるお店がたくさんあります。ぜひこちらもご覧ください。
笛吹市を訪れたらぜひ食べたいのが、新ご当地グルメ「ラーほー®︎」です。
「ラーほー®︎」は、ほうとうをラーメン感覚で気軽に楽しんでもらおうと、市と飲食店、料理研究家が協力して生まれた"ほうとう麺を使ったラーメン"です。お店によって味が異なるので、食べ歩きもおすすめです。提供店舗は以下からご確認いただけます。
ホーム > 山梨の郷土料理「ほうとう」を味わえる名店をご紹介。注目のヘルシーフードを食べ比べたい!