vol.08 @光明石の湯 いち柳ホテル 上品で爽やかな香り「ゆず」

ゆず生産者の大森昭雄さん

ゆずのおかげで
楽しく健康に
毎日を過ごせる

天気の良い日は富士山を一望できる、気持ちの良い高台に面した大森昭雄さんのゆず畑。ゆずが実る頃は、辺り一面にいい香りが漂っています。実家は養蚕をしていましたが、昭和50年代頃から植えたゆずが大きく実り始めたのを機に、ゆず生産へと切り替えて行きました。「一般的にゆずは接ぎ木したものが多いのですが、この地域では昔からある在来種のゆずで、皮が厚くて実が大きく、とりわけ香りがいいと言われています。ここは標高500mの高冷地で、朝は霧がかかり、暑過ぎず寒すぎずの気候が、ゆず栽培には適しているようです」と大森さん。いつも水筒にはゆず湯を入れて持ち歩き、仕事に疲れたら飲むのが元気の秘訣だとか。ゆずをきっかけに多くの人との出会いがあり、それが仕事の楽しさに繋がっているそうです。

地のものを使い、
美味しい山梨を
アピールしたい

美肌に良い天然ミネラル鉱石を使った大浴場が人気の「光明石の湯 いち柳ホテル」。代表で料理長の保坂直樹さんは、東京・赤坂の料亭で修行した後山梨へ戻り、このホテルを継いでいます。「一時は人が来なくて苦しんだこともありましたが、山梨の本当の良さを引き出した、手作りの郷土料理を提供することによって、お客様が増えリピーター率も高くなりました」とのこと。「山梨県知事賞」や「関東農政局長賞」など、数々の賞も受賞しています。郷土料理に着目したことから、ゆずに出会い、シーズン中は様々な料理に取り入れています。ゆずを使った味噌からゆずシャーベットまで、丁寧に手をかけ、ゆずそのものの素材を生かした料理が人気です。「この地域はリニアモーターカーの開通など、様々な未来構想があります。県外の方にも喜んでもらえるよう、魅力的なおいしい山梨を発信できたらいいなと思っています」

穂積のゆずは
大ぶりで香り高い
古くからの在来種

富士川町穂積地区は、古くからゆずの生産が行われていました。この地域のゆずは程よく大ぶりで香りが高く、品質が良いと昔から言われており、贈答品にもよく使われているそうです。かつては養蚕業の盛んな地域でしたが、戦後国内の養蚕が衰退して行くにつれて、桑畑が次第にゆず畑へと切り替わって行きました。穂積地区は西側に山があり、朝日がしっかり当たって西日は当たりにくいため、果実が日に焼け過ぎず、ゆずには適した日当たりだそうです。シーズンになるとたわわに実ったゆずの木をあちこちに見かけ、良い香りに包まれる気持ちの良い場所です。「かつてはみかんやレモンほど注目されていなかったのですが、ゆずは料理やお菓子に使えるし、ゆず風呂など用途も様々。今は人気の食材です」と大森さん。穂積地区ではゆずの加工品も種類多く作られています。

「ゆず」を使ったレシピ

〜いち柳ホテルのスペシャリテ〜ゆずグラタン

〜いち柳ホテルのスペシャリテ〜ゆずグラタン

ゆずを丸ごと味わえる、シーズン中だけのオリジナル料理。ゆず皮を薄く削り、一度茹でてからさらにほんのり甘く煮込み、ゆず味噌を隠し味に加えたグラタンを入れて焼き上げています。ゆずの香りが上品で、ぐっと大人っぽい味わいに。マカロニの代わりに使っているのは「みみ」と呼ばれるこの地域の郷土料理です。※「ゆずグラタン」をご希望の際は、お電話にてご予約ください。

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「いち柳ホテル」おすすめポイント

風林火山プレミアムコース
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プレミアムコース

山梨県の地産食材をふんだんに使った郷土料理が楽しめます。冬には地元特産品のゆずなど、プレミアムコースには、甲州牛もお付けしています。

山梨を愛すセット
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フルーツ王国山梨県の果物などをシャーベットにした【山梨を愛す】をHPより販売中です!桃、ぶどう、いちご、ワイン、酒粕、十六穀など、山梨の味をご堪能いただけます!

光明石の湯
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男性&女性浴場共に、掘り当てた鉱泉を岡山でしか採取できない光明石を使って循環させ、源泉に近い効能を発揮させています。体の芯までぽかぽかになり、疲れた体が癒されます。

光明石の湯 いち柳ホテル
〒400-0501
南巨摩郡富士川町青柳町293 TEL:0556-22-0008 http://www.ichiyanagi-h.co.jp/
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