2013年03月07日

オオカナダガンから学ぶこと [富士山レンジャー]

IMGP8215.JPG

河口湖畔をパトロールしていると、ある動物を発見しました。

車から降りて近づくと、それは、大柄で愛嬌のある、とっても可愛いオオカナダガンでした。

「オオカナダガン」

IMGP8214.JPG

しかし、この鳥は外来亜種で、もともと日本に生息している在来種ではありません。
オオカナダガンは本来、アメリカ合衆国の中〜北部とカナダに分布していて、冬でもあまり移動せず、この亜種が海を越えて日本まで移動することは考えにくいとされています。

では何故、ここ河口湖にいるのか・・・

それは、日本では人に飼われていたものが逃げ出して野生化したからです。
そして、外来亜種であるオオカナダガンの数が増えると困った問題が起こります。
近縁で在来種のシジュウカラガン(絶滅危惧種)などの野生のガンカモ類との交雑や、糞害、農作物被害などです。
なにより、日本の原風景を変化させてしまいます。

そのため、このオオカナダガンは、然るべき機関が標識をつけて放し、生息状況を調べ、今後の対策と管理に役立てようとしています。

環境省は、オオカナダガンを法規制の対象とはならない「要注意外来生物」に選定していますが、他にも、日本にはもともといなかった外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼす「特定外来生物」というものがあります。
有名なところでは、カミツキガメやオオクチバス、植物ではアレチウリといったところでしょうか。

これらの多くは人間がペットとして飼っていたものを、人間の事情で捨て、野生で繁殖してしまった生物も少なくありません。

生態系などに悪影響を与えるため、積極的に防除していかなければならないのです。

しかし、駆除対象の動物たちに罪はありません。

生き物を飼育する場合は、最後まで責任を持つことが、生き物や自然に対する礼儀だと思いますが、みなさんはどう感じますでしょうか。

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