2018年08月04日

夏本番! 安全で楽しい富士登山を!!③マナー&ルール・緊急対応編2 [富士山レンジャー]

こんにちは! 富士山レンジャーです。
前回の③マナー&ルール・緊急対応編1の続きです。

[マナー&ルール・緊急対応編]
4. 山小屋(吉田ルート)での注意点

・まず前回の同編1に記したとおり、富士山5合目以上は「特別保護地区」であり、自然公園法で厳格に守られています。そのため、幕営禁止(テント設営禁止)となっています。御来光を見るために9合目や山頂でテントを張る登山者が時折いますが、違法行為です。きちんと山小屋に宿泊して下さい。

・沢の無い富士山の山小屋では、水は非常に貴重です。また同様に"スペース"も非常に貴重です。そのため7合目以上の山小屋では程度の差はありますが、殆どの場合、寝床は非常に狭く、寝袋分のスペース(布団の縦半分位)しか自分のスペースはありません。山小屋に着いたらまず自分の荷物を整理して、夜中にガサゴソしないで済むようにしましょう。
また、疲れたからといって山小屋に着くなり寝てしまうという人もいますが、高山病予防の観点からあまりお奨めしません。寝ると呼吸が浅くなってしまうため、まだその標高に体が順応していないうちに寝てしまうとかえって高山病に掛かり易くなってしまいます。体は休めますが、荷物整理をしたり、景色を楽しんだりしながら、(深呼吸するなど)呼吸を意識して過ごすのが高山での過ごし方のコツです。

・夜中はなかなか眠れないことが多いです。特に富士山が初めての人はドキドキしているし、狭くて鼾がうるさく、また位置によっては小屋の電球が夜中じゅう点けっ放しで眩しかったり、慣れた布団の環境とはほど遠いので睡眠不足となり、それが祟って翌日高山病になってしまうことがよくあります。不安な人は耳栓やアイマスクを用意しておくと良いかもしれません。

・御来光を山頂で見たいという人が圧倒的に多いので、山小屋の標高にもよりますが、大体深夜の2時頃にはみんな起きだして準備をし始めます。但し、「みんな起きているのだから、多少煩くても問題無いだろう」と大きな音を立てるのはマナー違反。山小屋でゆっくり御来光を見て、それから登頂を目指す人もいます。先述のとおり睡眠不足は高山病の元。ご配慮願います。
特に耳障りなのが、レジ袋のクシュクシュ音。富士山以外の山小屋でもそうですが、注意をしましょう。

5. トイレチップについて

富士山の5合目以上にあるトイレは、山小屋も、山頂や登山道の公衆トイレも全て「環境配慮型」です。牡蠣殻などを用いた分解型や燃焼型など様々なタイプがありますが、どれも維持管理費がとても掛かるため有料です。(山頂公衆トイレ=300円, それ以外=200円(山小屋宿泊者の場合はその山小屋のルールに従って下さい)) 小銭を準備しておきましょう。
なお、富士山の保全協力金はトイレの新設・修繕に使われる事はあっても日常の維持管理には使われません。トイレチップが維持管理には欠かせませんので、ご理解とご協力をお願いします。

6. 高山病に掛かってしまったら

高山病の予防の観点では既に書いていますが、もし高山病に掛かってしまったらどうするか?
高山病になるとめまいや頭痛、吐き気がします。無理せず、一旦登るのを中断して深呼吸をしたり、水分を補給するなどして高度順応を図って下さい。特に女性の方でトイレが近くなると嫌だからと水分を摂らないで頑張る人がいますが、高山病対策には水分補給は不可欠です。
もし暫く経っても一向に症状が改善しないようなら、一旦高度を下げ、必要なら下山も覚悟して下さい。高度を下げれば血中酸素濃度は上がり、大抵の場合は治ります。とにかく無理は禁物です。山は逃げませんから、登頂に固執せず、またの機会にチャレンジしましょう。

7. 突然の雷雨あるいは噴火に見舞われたら

上りの登山道ならとにかく近くの山小屋に避難して下さい。下りの下山道には山小屋はありません。連絡道を使って上りの登山道側に行くか、もしくは8合目と7合目の中間地点にある緊急避難所に避難して下さい。7合目よりも下の場合は登山道上にあるシェルターに避難して下さい。7合目より上の下山道で緊急避難所等への避難も困難な場合、下山道でも谷側ではなく山側でなるべく背を低くして身を隠して下さい。
慌てず、携帯ラジオ等で情報収集しながら慎重に行動して下さい。
七合目緊急避難所.jpg

8. 傷病者が発生したら、仲間とはぐれてしまったら

安全対策現地連絡本部(5合目総合管理センター内)に連絡下さい。
0555-72-1477 (開山期間中 24h対応)
その際、現在地をスムースに伝えられるよう、山小屋の名前や近くにある標識のナンバーを確認しておくと良いでしょう。
傷病者の場合、5, 7, 8合目にある救護所(開設期間に注意)で対応可能であれば、そこでの処置となりますが、無理な場合、クローラー(運搬車)で5合目まで下ろし、そこから救急車で搬送となります。富士山は気流が安定しない為、ヘリ搬送は基本的にできません。また、クローラーでの搬送も台風や大雨の場合には出動できない場合もあります。時折揉める事がありますが、クローラー搬送は有料です。予めご承知おき下さい。
クローラー.jpg

どうでしたか。後半はもしもの話だったので、少し不安に思ったかも知れませんが、もしもの時はどうすれば良いかも含めて理解しておくと、より安全に山を楽しめると思います。
最後に是非しっかりと事前準備をし、安全かつマナー&ルールを守って、富士登山に臨んで下さい。思い出に残る素敵な山旅となる事を富士山レンジャー一同祈念しています。

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2018年08月03日

夏本番! 安全で楽しい富士登山を!! ③マナー&ルール・緊急対応編1 [富士山レンジャー]

こんにちは! 富士山レンジャーです。
安全で楽しい富士登山をしてもらうため、数回にわたって夏の富士登山で注意したいポイントをお伝えして来ましたが、最後はマナー&ルール・緊急対応編です。実際に登山に臨まれる際に、ぜひ頭の片隅に入れておいて頂きたいと思います。

[マナー&ルール・緊急対応編]

1. 必ず山行計画をメンバー全員で共有しよう。

富士山登山ルート
https://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/fujisanmap.pdf

富士山の4つの登山道はガイドラインで案内地図や標識等で色が決められており、吉田ルート(黄)須走ルート(赤)御殿場ルート(緑)富士宮ルート(青)となっています。必ず登山に参加するメンバー全員が何色のルートを登り、どこに泊まり、どのような行程で行くのか理解しているようにして下さい。
時々、パーティの中で登山の企画者だけがルートや行程を把握し、同行者はただ「あの人にくっついて歩いて行けば良い」と思っている人たちに会う事があります。酷い時には、行きの車で寝ていて何処の登山口から登ったのかも覚束ないというケースもあります。必ず出発前に今一度、山行計画をメンバー全員で共有しましょう。

2. 富士山5合目以上は「特別保護地区」です。

富士山に足を踏み入れる前にぜひ認識しておいて欲しいことがあります。富士箱根伊豆国立公園に属する富士山は、自然公園法によって五合目以上と青木ヶ原樹海が「特別保護地区」に定められ、ここでは動植物の採取・捕獲はもちろんのこと、落ちている熔岩などの岩石や枝なども環境大臣の許可がないと持ち出すことは出来ません
よく「生きている動植物を取るわけじゃない。落ちている石ころ一つ取って何が悪い」と言う人がいますが、富士山は開山期間中の8合目以上への登山者だけでも、年間28万人もの人が訪れます。5合目までの観光者も含めたらもっと多いでしょう。想像してみて下さい。これだけの人が「自分一人くらい、石ころ一つくらい」とみんなが好き勝手に石や枝を持ち去ったら...。それが何年もずっと続いたら...。たった一人にとっては「これくらい」の事でも大勢の人が同じことをしたら、あっという間に富士山の環境は変えられてしまいます。だからルールがあるのです。
ぜひ、富士山の自然環境を守る意識を持って富士山に臨んで下さい。

3. 登山道(吉田ルート)での注意点

・吉田ルートは、6合目穴小屋の登下山道分岐から上は上りと下りとでルートが違います。上りは7合目より上には山小屋が点在し、水の購入やトイレに行くことが可能ですが、下山道は本8合目/ 下江戸屋の分岐から7合目公衆トイレまで、トイレは無く、また水の購入に至っては、5合目スバルラインに帰り着くまでありません。♪行きはよいよい帰りは... とならないように必ず下山前にトイレを済ませておくこと、下り分の水を確保しておくことを第1に覚えておいて下さい。

・2点目ですが、下りルートでは一箇所、絶対に間違えてはいけない分岐があります。それは先述の本八合目/下江戸屋にある、須走口と吉田口との分岐です。吉田口(スバルライン)に下りたいなら、左に曲がり下江戸屋の前を通過して下さい。須走口(ふじあざみライン)に下りたいなら、右に曲がってそのまま下って下さい。もし何人かで登っているなら、必ずここで一度全員集合して、確実に全員が同じルートで下りられるようにすることを強くお奨めします。
下山道下江戸屋分岐.jpg

・ルートに関してもう1点。8合目太子館や白雲荘、本8合目トモエ館の所等には、ブル道である下山道から山小屋への物資供給の為の連絡道があり、下山道とのアクセスが可能です。途中で登山を断念する際、また下山中にアクシデントがあり救護所に行く必要がある時等に使えます。
但し、全てのブル道が通行可能という訳ではありません。人とのすれ違いに十分な道幅が確保できない等の理由から立入禁止になっているブル道もあります。心配な場合には山小屋に確認するようにしましょう。
また、連絡道や下山道でクローラー(運搬車)とすれ違う事が稀にあります。その場合は、クローラーが一旦停車して山側を通り抜けるのが基本ですが、道の状況等もあるので、運転者の指示に必ず従うようにして下さい。

・4点目はヘルメット着用の推奨です。上りでは7合目花小屋以降岩場が連続します。また頂上のお鉢巡りおよび下山道では落石や転倒の危険があります。「噴火のためのヘルメット」と確率の低いリスクへの対応と思われがちですが、現実的に起こりうるリスクへ対応するため、着用をお奨めします。(最低でも即座に出せるようにしておきましょう)
装備編2でも書きましたが、6合目安全指導センターにてヘルメットの貸出しもあります。合わせてご検討下さい。

・5点目は上りでの岩場についてです。前述のとおり、7合目以降岩場が連続しますが、岩場の両脇にはロープが張られています。これは登るのを補助する為に付いているのではなく、登山道の内と外の境界を示すためのものであり、体重を掛けると抜けてしまう危険があります。岩場を登る際にはロープに頼るのではなく、しっかりした岩を選んで、掴んで進むようにしましょう。
また、基本的に登下山道は分かれているので、下山者とすれ違うことは少ないですが、8合目より手前で断念して引き返す人たち等、たまに下山者と岩場ですれ違う事があります。そんな場合は、互いに譲り合って上手に行き来しましょう。

・最後も重要な点ですが、夜間の懐電歩行です。御来光前に山頂を目指す際にヘッドランプを点灯させるのは当然ですが、シーズン中は混み合い、9合目付近では渋滞が発生します。はやる気持ちは分かりますが、吉田ルートではどこからでも御来光を拝めるので、「最悪、山頂で御来光が見れなくてもいい」という心のゆとりを持ちましょう。焦るあまり、無理な追い越しをしたり、ましてやルートを外れて斜面を直登するのは大変危険な行為なので絶対にしないで下さい。

③マナー&ルール・緊急対応編2に続きます。

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2018年07月26日

夏到来!安全で楽しい富士登山を!!②服装・装備編2 [富士山レンジャー]

こんにちは! 富士山レンジャーです。

前回の②服装・装備編1の続きです。

[服装・装備編]

6. ヘッドライト

夜、小屋で過ごす時、また御来光登山で日の出前に行動する時、各自のライトが必要です。その際、ライトは必ずヘッドライトを用意し、両手がフリーになるようにして下さい。手持ちの懐中電灯だと、岩場などで両手が使えなくなるし、落としてしまう危険もあります。

「新しく買う」という方は、LEDライトがお奨めです。電球タイプより明るくて消費電力が少なく、玉切れの心配もありません。

たまにですが、「本体だけを持って来て電池を入れて来るのを忘れた!」という人もいます。替えの予備電池も必ず準備し、自宅の準備段階で点灯チェックをしておきましょう。

7. 水

富士山には沢が無く、水は貴重です。一方で脱水症状や高山病の対策として水分補給は不可欠です。一人当たり1.5~2ℓは準備して臨みましょう。吉田口登山道の場合、登りは山小屋でも水の購入が可能ですが、下山道には山小屋が無いので、山頂を出発する前に必ず下山に必要な水を確保するようにして下さい。

8. ヘルメットについて

富士山は活火山であり、噴火のリスクを無視することは出来ません。山体膨張などを検知して噴火警戒レベルが引き上げられ、直ちに下山するという事態を想定しなければなりません。

特に吉田口登山道では、他の登山道よりも大勢の登山者がおり、これらの人が一斉に下山を余儀なくされます。登りルートを下りれば岩場ですし、下山専用路は砂利道で落石や転倒の危険が高いです。噴石も勿論危険ですが、こちらの方がより現実的に怖い話です。

また、噴火に関係なく、登下山道や御鉢巡りのルート等、落石の危険があるので、ヘルメットを着用するようにしましょう。吉田口登山道の場合、六合目安全指導センターにて、2千円のデポジットを支払えば、ヘルメットを借りれます。ぜひご検討下さい。

9. 防塵マスク、スパッツ

意外と大変なのが下りです。大勢が歩くので砂埃が舞いますし、靴に小石が入ったりしますので、防塵マスクと足回りのスパッツがあると安心です。マスクは万が一の噴火による火山灰対策の為にも有用です。

10. モバイルバッテリー

携帯・スマホやデジカメなど、今や登山にも電子機器が欠かせません。この時に心配なのが電池切れです。山小屋泊りでも大勢の人がいるので、充電はほぼ出来ない(出来たらラッキー)と考えた方が良いです。緊急で外部と連絡を取りたい時などの為に予備電池やモバイルバッテリーがあると心強いでしょう。

但し、モバイルバッテリーは注意が必要です。実績の無い怪しいメーカーの粗悪品だと発火の危険があります。また正規品であっても持ち運びや充電の際には、熱がこもらないように注意し、雨やペットボトルの水滴でショートしないようにし、衝撃も当たらないように注意する事が必要です。

次回、ルール&マナー・緊急対応編をお送りします。

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2018年07月25日

夏到来!安全で楽しい富士登山を!!②服装・装備編1 [富士山レンジャー]

こんにちは! 富士山レンジャーです。

多くの学校は夏休みに入り、夏本番! この夏、富士登山を計画されている方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、しっかりと準備を整えて、安全に夏の富士登山を満喫して欲しいと思います。今回は服装・装備について気を付けておきたいポイントをまとめてみました。参考にしてみて下さい。

[服装・装備編]

1. 服装 「夏の富士山、暑いの?寒いの?」

一般的に標高100m上がると気温は0.6℃下がると言われています。そのため、平地(海抜0m)で35℃の猛暑であっても七合目(標高2,700m)辺りでは19℃、山頂では12℃と11月の東京の平均気温並みです。また朝晩は冷え込むのでもっと寒くなります。山頂の最低気温が5℃以下になることはよくあり、7月上旬や8月末以降だと氷点下になることもあります。


出典: 気象庁データベースより


では、五合目の登り口辺りでも避暑地のような涼しさがあるかと言うとそうでもなく、ここ連日の猛暑で脱水症状や熱中症にかかってしまう人もいます。従って、暑さ寒さに臨機応変に対応できる服装の準備が必要です。上手に防寒するためにも重ね着や組合せを上手にすると良いでしょう。

2. 日焼け・紫外線対策

紫外線量は標高が1,000m高くなる毎に10~20%増します。富士山六合目以上には森林が無く、晴れていれば陽射しを直接浴びることになります。長時間日焼けをすると肌は真っ赤になり、火傷のように痛くなります。たまに上半身裸でザックを背負っている登山者を見掛けますが、肩を日焼けするとザックが背負えなくなり、後で後悔することになるので、服装はよく考えましょう。

また、日焼け以上に気に掛けて欲しいのが、帽子とサングラスです。特に富士山では、日中登っている間、陽射しを背後から浴びる事になるので、後頭部を保護するようにした方が良いです。帽子は風で飛ばされないように流れ止めを付けましょう。サングラスは黒いかどうかではなく、UVカットの表示を確認し、隙間から光の入らないスポーツタイプがお奨めです。

3. 雨具の用意は確実に!

夏山の天気は変わり易く、朝の登り始めが良い天気でも、午後には積乱雲に覆われて突然の雷雨に見舞われるという事も良くあります。雨具は必ず準備すべきものですが、時折「折畳み傘を持っているから大丈夫」と言う人がいます。山での傘は強風で役に立たないばかりでなく、飛ばされると他の人への凶器となるのでNGです。レインウェアを準備しましょう。雨具は風よけにもなるので、すぐに取り出せる所にパッキングしておきましょう。

4. 吸湿速乾性のアンダーウェア

下着はとても重要です。日中歩いて汗を沢山かきますが、下着が濡れて乾かないと、夜あるいは雨で冷え込んだ際に急激に体温を奪い、酷い場合には低体温症の原因にもなります。綿100%のものは安価で汗もよく吸ってくれますが、乾きにくいので、ポリエステルなど吸湿速乾性の高い素材のものがお奨めです。

また、山小屋は非常に混み合うので、下着を交換するのを諦める人もいますが、山小屋に到着したら早めに交換して汗もきちんと拭くことが大切です。濡れたままの状態にならないようにして下さい。

5. 登山靴

運動靴でも登山は可能ですが、バランスを崩すと足首を痛めるので、踝(くるぶし)まで隠れるハイカットのトレッキングシューズがお奨めです。なお、暫く履いていない運動靴で登ったら、靴底が剥がれたというケースもあります。必ず事前にチェックしましょう

②装備・服装編2に続きます。

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2018年07月16日

夏到来!安全で楽しい富士登山を!!①計画・アプローチ編2 [富士山レンジャー]

こんにちは! 富士山レンジャーです。

前回の①計画・アプローチ編1の続きです。

[計画・アプローチ編]

4. 自分の体力を考えて1日の行動時間は余裕をもって。

昔、山登りの経験があって暫く山から離れていた人が、「久々に古い山友と富士山に登ろうと思って...」と富士山に登る方をよく見掛けます。最近のご自身の体力を踏まえて、時間に余裕のある計画を立てているのなら良いのですが、中には昔の感覚で「これくらい行ける」と過信して無理な計画で行こうとする方もいます。

ぜひ今の自分の体力にふさわしい無理のない計画を立てましょう。少なくとも計画段階では、夕方4時前には目的地の山小屋に着いているのが望ましいです。

5. 山小屋の予約はお早めに。

日程計画が立ったら、早目にした方が良いのが山小屋の予約。たった2ヶ月ちょっとの開山期間に28万人以上(平成29年度実績)の登山者が訪れるので、山小屋の予約もすぐにいっぱいになります。弾丸登山をしてしまう理由も「山小屋の予約が結局取れなかったから」というケースが少なくありません。早めに山小屋を予約し、どこもいっぱいだったら弾丸登山を強行するのではなく、別な日程で調整するゆとりを持ちましょう。

6. 登山計画の提出を。

富士山5合目は観光客が大勢いるので、何となく「登山」に対する意識レベルが下がりがちで、登山届を出さずに登る人も少なくないですが、富士山は日本一の高山である事を忘れてはいけません。

登山届を紙で作成し、スバルライン5合目の総合管理センター内の警察詰所に提出するか、Compassなどの登山計画作成・提出アプリを使って提出するようにしましょう。

参考) Compass(コンパス)https://www.mt-compass.com/

7. 天気予報をしっかりチェック

出発前日には必ず天気予報をチェックし、危ないと判断したら、山行を中止する勇気を持ちましょう。特に旅行日程の中に登山を組み込んでいる人や仕事の関係で他の休みが取れない人など、天気が悪くても強行してしまう人がいますが、富士山は5合目以上では基本的に吹きさらしで逃げ場が無くとても危険です。

天候を客観的に見極めて判断しましょう。

次回、装備・服装編をお送りします。

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2018年07月13日

夏到来!安全で楽しい富士登山を!!①計画・アプローチ編1 [富士山レンジャー]

こんにちは! 富士山レンジャーです。

山梨県側は7/1から、静岡県側は7/10から富士山が開山し、いよいよ夏山シーズン到来です。今年は富士山世界文化遺産登録5周年の記念の年。この夏、富士登山を計画されている方もいらっしゃるかと思います。

富士山の標高は日本一。麓ではうだるような暑さでも山頂付近では肌寒く、さらに夜間は冷え込みます。また、山の天気は変わりやすく、登り始めは良く晴れた天気でも、午後には雷雨になることもしばしばあります。ぜひしっかりと準備をし、無理のない計画で、安全に、そしてマナーを守って富士登山を楽しんで頂けたらと思います。

あらためて、富士登山で注意したい幾つかの点をご紹介したいと思います。まずは計画・アプローチ編から。

[計画・アプローチ編]

1. マイカー規制について

7/10~9/10の期間、バス、ハイヤー、タクシー、軽車両など規制対象とならない車両以外は、富士スバルラインは通行できません。麓の富士北麓駐車場(\1,000/回)に停めてシャトルバス(有料)等をご利用下さい。渋滞緩和と排気ガス抑制のため、ご理解とご協力をお願いします。

詳しくはこちらでご確認下さい。

http://subaruline.jp/eigyou/my_car.html

2. STOP弾丸登山!

『弾丸登山』とは、五合目を夜間に出発し、山小屋に泊まらず夜通しで一気に富士山頂を目指す登山形態です。十分な休息を取らずに高峰を目指すため、体調を崩す登山者が後を絶ちません。疲労している状態での夜間登山は、事故を起こす危険性も高まります。

ぜひ安全な登山行程を計画するようにお願いします。

3. 登山者数の平準化へのご理解とご協力を。

世界文化遺産・富士山の登山者混雑を回避するため、特に混み合う吉田口と富士宮口の2登山道に、1日当たりの登山者数を4,000人と2,000人とする指標を設ける事になりました。入山規制はありませんが、指標を目安に平準化を図っています。

富士登山の混雑予想カレンダーなども出ていますので、参考にして渋滞・集中を避けた快適な山旅を楽しんで下さい。

http://www.fujisan-climb.jp/info/congestion_info.html

  1. 計画・アプローチ編2に続きます。

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2018年07月09日

富士山レンジャー写真展 各所にて開催! [富士山レンジャー]

こんにちは!
富士山レンジャーよりお知らせです。

  今年は、富士山世界文化遺産登録5周年の年。この夏、富士登山を計画したり、
富士山の見える観光スポットを訪れる予定の方もいらっしゃるかと思いますが、
そんな方にオススメなのが、現在 下記の各所にて絶賛開催中の 『富士山
レンジャー写真展2018』です。レンジャーの活動や富士山の自然、環境問題など、
実際に目にしたシーンをパネルにて
紹介しています。
  ぜひお立ち寄り頂き、今の富士山を感じて頂ければと思います。

■モンベル渋谷店
  展示期間: 7/7(土)~7/22(日) ※終了しました。
 
※7/22(日)には富士山レンジャーによる富士登山セミナーも実施。

D3NP9A_180706_1352_5写真展(渋谷モンベル)搬入.jpg

開催地情報:
https://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=618851

■甲府/エルク
 展示期間: 7/2(月)~7/31(火) ※終了しました。
D3NP9A_180702_1459_写真展エルク搬入.jpg

開催地情報:
http://www.elkinc.co.jp/


■中央自動車道/談合坂SA(下り)
 展示期間: 6/29(金)~8/30(木)
D3NP9A_180708_1940_写真展(談合坂SA)確認.jpg

開催地情報:
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=97


富士山レンジャー写真展2018の年間開催予定はコチラ。
http://www.yamanashi-kankou.jp/blog/2018/06/2018.php

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2018年07月02日

農産物直売所イベント情報が掲載されています! [イベント]

皆さんこんにちは。

農政部 販売・輸出支援室の桑田です。

夏真っ盛りの7、8月、県内の農産物直売所では様々なイベントを開催しています。

山梨県では、子育て世代向けフリーペーパー「Linkids(リンキッズ)78月号」(ParuPi株式会社発行)に県内の農産物直売所のイベント情報を掲載しました。

LK(1).jpg

Linkids(リンキッズ)は、県内市町村の図書館、一部の銀行やコンビニなどで配布しています。

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県内の農産物直売所についてもっと詳しく知りたい方は、農産物直売所ガイドマップを御利用下さい。

山梨県内の72箇所の直売所の位置がわかる全県マップ付きです。

詳しくは、山梨県のホームページを御覧ください。

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URL http://www.pref.yamanashi.jp/nou-han/chokubai/guidemap.html

地域の農家が丹精込めて作った農産物を豊富に取り扱う農産物直売所の情報をキャッチして、ぜひお出かけ下さい!

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2018年06月19日

石井山専新宿東口ビックロ店にて富士山レンジャー写真展開催 [富士山レンジャー]

日(土) に石井山専新宿東口ビックロ店 (新宿東口ビックロ階) にて富士山レンジャー写真展の設営に行ってきました。

Q80E=4_DSCN9780.jpg

当日はスムーズに作業もはかどり、午後から実施した富士登山セミナーには、20名以上の方々が会場に訪れてくださいました。

みなさん熱心に講習を聞いてくださり、終了後もたくさんのご質問をいただきました。

なお、同店での富士山レンジャー写真展開催は以下の通りです。

開催期間:日(土)から 月5日(木)まで ※終了しました。

営業時間:11時から20時まで

お近くの方はぜひ覗いてみて下さい。

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2018年06月02日

フライングディスクドッグ日本一決定戦2018 in 富士河口湖! [イベント]

みなさん、こんにちは!

ブログ「やまなしものがたり」編集の家登です。

今日6月2日から明日3日にかけて「フライングディスクドッグ日本一決定戦 in 富士河口湖」が開催されるということで、私、本日行ってまいりました!

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今日は天気が良くて暑かろうと思いきや、大会会場の富士河口湖町は 涼しくて 快適

でも、大会会場は、ディスクを投げる選手とキャッチするパートナー犬による 熱き戦い が!!

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DiskDog01【選手が投げた赤いディスクを追うパートナー犬】

.

私が観戦した種目は、選手がディスクを投げて、地面に着く前にパートナー犬がキャッチするという競技。

より遠くでキャッチすれば高得点となり、しかもパートナー犬がジャンプしてキャッチすれば、さらに高得点となるというもの。

.DiskDog02【落下地点に先回りし、風の変化を読むパートナー犬】

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犬は嗅覚は優れているものの、視力はそれほどでもないと聞きます。

高速で放たれたディスクを見事にキャッチするパートナー犬を目の当たりにして、私は感心しきり。

練習の賜物でしょうが、まあすごいものです。。。

.ディスクドッグのジャンプキャッチシーン【ジャンプしてキャッチ!高得点!】

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この「フライングディスクドッグ日本一決定戦」は、明日も行われます。

みなさんもぜひ一度ご覧ください!!

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フライングディスクドッグ日本一決定戦 2018 in 富士河口湖観戦無料

【日時】 平成30年6月2日(土)、3日(日)09:00~16:30(予定)

【会場】 河口湖総合公園(山梨県 南都留郡 富士河口湖町 船津)

【主催】 N.D.A. ナショナル・ディスクドッグ・アソシエーション <http://www.discdog.co.jp/>

.DiskDog03【開会式の様子】

.

tentsディスクドッグ開会式の一コマ【大会前に選手らによる記念撮影】

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ところで同じ「犬」の菱丸くんは、高速のディスクをキャッチできるかな??? できればジャンプして。

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